「いい“今”を継続していきたい」──RAZOR・剣 9年目の現在地 ハード日程を支えるルーティン、ファンの声にも救われて…

[ 2025年11月28日 17:00 ]

【画像・写真】「ギリギリ社会性、保ってるな」RAZORのギタリスト剣 “内なる怪物”と向き合う音作り「攻めの姿勢はまだ終わらない」
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 5人組ロックバンド「RAZOR(レザー)」のギタリスト・剣。全国ツアーの折り返し地点を迎え、過密スケジュールの中でどう体と心を保ち続けているのか。ソロインタビューでは、その“生きるルール”、そしてファンへの思いを語った。(ヴィジュアル系特集取材班)

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 「もうね、スケジュールは見たくなかったです(笑い)」。冗談めかしながらも、その言葉の奥にはリアルな疲労の中の達成感がにじむ。千葉・柏と仙台でそれぞれ2DAYS、間にインストアイベント、最後は名古屋で「MUCC」とのツーマンイベント。移動と公演を繰り返す6日連続ライブは想像を超える過酷さだった。

 「“RAZORのメンバーってみんな元気だよね”って言われたんです。確かに疲れを見せずに乗り切れたなって」。夏から秋にかけては「Sadie」の活動も重なり、ほぼ休みなし。それでも一度もステージを欠かすことなく走り抜けた。「7月、8月、9月は本当に戦いでしたね。頭がパンクしそうだったけど、全部やり切れた。それだけでちょっと誇らしいです」。

 ハードな日程を乗り越えるために守っているルールは驚くほどシンプルだ。「夜、ちゃんと寝る。それだけです」。ライブ前は緊張で眠れない夜も増えたというが「少なくても6時間は必ず眠るようにしている。寝ないと絶対に体がもたない。体が資本ですから」。

 加えて「寝て、食べて、また寝る」。その繰り返しが基礎体力を支えている。「ちゃんと寝るだけで次の日の頑張りが全然違う。どんなに忙しくても睡眠を削るのだけはやめました」。あとはスケジュールを見ないこと。「見るとちょっと頭がクラッとしちゃうんで」と笑う。

 もう一つの支えが、ファンから届く言葉だ。「ライブのあと、SNSで“楽しかった”“元気をもらいました”ってコメントを見かけると、それだけで救われます」。その一言が、次のステージへ向かうエネルギーになる。「しんどい時もあるけど、ファンの声があるから立ち上がれる」。

 今年で結成9周年。ツアーファイナルを11月30日に控え柔らかな笑みを見せた。「9年という節目のライブを、僕ら自身も祝いつつ、ファンのみんなにも祝ってもらえたらうれしいですね」。目指すのは、派手な演出よりも“心がつながる”時間。「『楽しかったね』って思えるライブなら、それだけで次の日、そのまた次の日につながって生きる力になると思うんです。僕たちがステージで全力を出すことで、誰かの明日が少しでも明るくなるならそれが一番の意味です」。

 最後に、ファンへのメッセージを問うと、剣は少し照れながら言った。「いい現在を、いい今を継続していきましょう。僕らも、みんなも」。過酷なツアーの中でも、ブレずに自分のリズムを貫く。その等身大の言葉には、9年間ステージに立ち続けてきた重みと誠実さが宿っていた。

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