「atelier」が描いた感情のグラデーション――Palette Parade比嘉ゆめの 重ねた声が最後に一つになる

[ 2025年11月28日 11:00 ]

【画像・写真1枚目】「atelier」が描いた感情のグラデーション――Palette Parade比嘉ゆめの 重ねた声が最後に一つになる(撮影・夏目志穂)
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 7人組アイドルグループ「Palette Parade」(通称・パレパレ)の比嘉ゆめのが、10月28日発売のニューシングル「atelier」について、スポニチ東京本社でソロインタビューに応じた。「アトリエ」という言葉には、彼女にとって特別な意味がある。解散した先輩グループへの敬意、そして改めてその言葉に立ち返った理由とは――。(「推し面」取材班)

Palette Parade(パレパレ)特集

 「タイトルを初めて見たとき、“このタイミングでこの言葉を出すんだ”って、正直びっくりしました」。曲との出合いは、驚きと戸惑いが入り混じるものだった。

 背景にはグループの原点がある。2021年、所属事務所の先輩グループ「真っ白なキャンバス」(通称・白キャン)と一緒に活動するためのオーディション「Atelier IBASHO」で結成されたのがパレパレだった。昨年、白キャンは解散。その「アトリエ」「居場所」という言葉は、ずっと心の中で大切にされてきたものだった。

 「“ここが君の居場所さ”とか“ここが僕のアトリエ”っていう歌詞を、私たちが5年目に入ったタイミングで歌っていいのかなって、正直ちょっと迷いました。でもステージで歌ったとき、ファンの方がすごく温かくて、“この場所をずっと大切に思ってくれていたんだ”って、安心できたんです」

 そんな思いが、あるフレーズと強く重なる。

 ♪好きなことを好きなだけ できる世界がここにあるから 少しだけ楽になれたよ――

 「本当に“やりたいことはとことんやりたい”性格で、逆に興味のないことには全然熱が入らない(笑)。この歌詞は、“まさに私そのものだ”って思いました」

 「atelier」では、1サビと落ちサビに異なる感情を表現しながら歌っているという。

 「1サビは前向きな強さを込めて、力強く。落ちサビは、少しの孤独を抱えながらも、“ここでなら楽になれる”っていう気持ちをこめて。歌い方も結構変えているので、ぜひライブでその違いを感じてほしいです」

 構成は、各メンバーが思いを込めて歌い進め、ラストの大サビでようやく声がひとつになるというもの。まさにパレパレらしい楽曲だ。

 「一人ひとりの解釈で紡いだ歌が、最後にひとつになる。その瞬間が本当に好きで、この曲でもそれがしっかり生かされていると思います」

 このスタイルは、いつの間にかグループに根づいていたものだった。

 「最初は、プロデューサーさんもそんなに意図していなかったと思います。でも気づけば、それが“パレパレらしさ”になっていて。他のグループにはない強みだと思ってます」

 レコーディングでは細かい指示はなく、「自分の思う通りに表現していいよ」という一言だけが、すべてを託す合図だった。だからこそ、自分自身の感情をそのままぶつけた。

 「決められた歌い方ではなく、私が歌詞を見て抱いた感情をそのまま歌に込めました」

 「ここが居場所だ」と胸を張って歌うこと。それはパレパレにとって、先人への敬意であり、未来への意思表示でもある。

 ステージに響く比嘉の歌は、今日も誰かの心に小さな“アトリエ”を生み出している。 

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