成瀬國晴さん 個展「時空の旅」を5年ぶりに開催 阪神日本一祈念のコーナーも

[ 2025年10月22日 17:56 ]

個展「時空の旅―そして戦後」会場に展示された「リンゴの唄」と成瀬國晴さん
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 スポニチ大阪版タイガース川柳でおなじみ、イラストレーターの成瀬國晴さん(89)が22日、大阪市西区の大阪府立江之子島文化芸術創造センターで個展「時空の旅―そして戦後」を開いた。終戦直後の大阪の街並みや人々の日常を描いた約60点を展示した。

 成瀬さんは終戦までの1年間、現在の滋賀県東近江市で学童集団疎開を経験。その後、戻った大阪の情景を自身の記憶などから描き出してきた。「時空の旅」は20年秋、同所で予定したがコロナ禍で断念。戦後80年の節目、5年ぶりに開催できた。

 その間、昨年から今年にかけて「令和の米騒動」が発生。「米などの買い出し列車」を新たに追加した。

 配給制だった当時、1人1日2合あまり。それも麦や芋に中味が変わることは当たり前で、人々は農村へ着物などを持参して物々交換で米や食料を入手した。それでも闇米の流通を取り締まる警察に没収されることもしばしばだったという。

 「そういう思いをして私たちを育ててくれた親世代によって、日本の繁栄は築かれた。繁栄の時代を生きられた私たちが、残していかないといけない仕事だと思ってます」

 イラストに文字を添え、子どもたちにも伝わりやすく当時の風俗を表現した。「(来場者から)原稿ではなく“画稿(がこう)”とか“残しておくべき仕事”と言ってもらえる。各地でこういう催しをやってほしいとの声があればうれしいですね」

 一角には昨春、阪神梅田本店で開いた個展「阪神タイガース2023日本一記念“さあ みんなで今季も”」で展示した作品も掲示。「祝セントラル・リーグ優勝 祈日本一」の言葉も添えた。

 「本当は日本ハムに出てもらって新庄監督と日本シリーズをしてほしかった。“亀新フィーバー”の時は浴衣やテレホンカードを作るのに安芸まで新庄監督の了解を取りにいった。もちろん、阪神にもう1回日本一になってほしいですね」。球団創設90周年を飾る頂点を期待した。入場無料で26日まで。

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