【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】第38話 残酷すぎる歌麿の運命…きよの“幻”最期に初めて聞いた声

[ 2025年10月12日 18:00 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「べらぼう」大河絵第38話 残酷すぎる歌麿の運命…きよの“幻”最期に初めて聞いた声
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 俳優の横浜流星(29)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)の第39話が12日に放送される。前話では、歌麿(染谷将太)ときよ(藤間爽子)の残酷すぎる別れが…。歌麿の悲劇を、石井道子さんが描く。

 前回の第38話は「地本問屋仲間事之始」。蔦重(横浜流星)は鶴屋(風間俊介)の計らいで、口論となった政演(古川雄大)と再び出会うが…。一方、定信(井上祐貴)は学問や思想に厳しい目を向け、出版統制を行う…という展開だった。

 きよのくるぶしや体に見えた湿疹。前話から嫌な予感しかしなかったが、現実に…。耳が聞こえず言葉も発することができず、苦しい生活を続けてきたきよの診断は瘡毒(そうどく=梅毒)。その病名にも胸が締め付けられる。

 「自分のことだけを見て…」

 きよの絵をかいてる時だけは、歌麿が自身を描いている時は…。お互いの心の隙間を埋めた幸せは一瞬だった。最初に蔦重が歌麿の家を訪ねた際に、蔦重を拒絶したきよ。病気による錯乱もあるが、耳が不自由なきよには、歌麿の蔦重への思いを出会いから敏感に感じていたのではないか…。

 そして2度目の訪問時。「まだ生きてっから」。歌麿は、すでに命絶え腐敗が進むきよの姿を一心不乱に描き続けていた。蔦重は心を鬼にして、きよの亡骸を部屋から移し歌麿に「お前は鬼の子なんだ…生き残って命を描くんだ。それが俺たちの天命なんだよ…」と訴えた。

 「世話すんのは嫌いじゃなくてさ」。母との切ない思い出を振り返りながら、きよの体を丁寧に拭き看病する歌麿。

 「こっち向いてもらえると、うれしいから?」

 「そうそう。ガキってのはどんな親でも…」

 ハッとして声の方向を振り向きた歌麿。視線の先には庭先に座りほほ笑むきよの“幻”が。

 「私もそういう子だった、歌さん」

 永遠の別れの前に、初めて耳にした、きよの声。「逝かねえで、おきよさん。お願えだから…俺には、おきよさんしかいねえの…」。声の意味を悟り、きよを抱きしめた歌麿の姿に再び胸が締め付けられた。

 第39話は「白河の清きに住みかね身上半減」。

※きよの記述で間違いがありました。12日午後8時12分に修正・加筆しました。お詫びして訂正します。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。

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