ザ・ぼんち 70代で海外挑戦 26日から単独ツアー、来年1月末には台湾公演

[ 2025年10月9日 05:30 ]

初の海外単独公演へ気合十分の「ザ・ぼんち」のぼんちおさむ(左)と里見まさと(撮影・塩野 遥寿)
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 漫才コンビ「ザ・ぼんち」のぼんちおさむ(72)と里見まさと(73)は、結成54年目の今も若手に負けぬ熱量で笑いに向き合っている。芸道55周年記念の単独ツアーが26日にスタート。来年1月末から2月上旬ごろには、初の単独海外公演を台湾で行う。本紙の取材に、まさとは「“これがザ・ぼんちだ!これが上方漫才だ!”というところを見せられるよう頑張ります」と力を込めた。

 80年代の「漫才ブーム」を最前線でけん引したレジェンドコンビ。にもかかわらず、埼玉・大宮、静岡・沼津といった若手中心の吉本劇場に今も出演し、芸を磨く。おさむは「今は芸歴10年くらいの子でも上手に漫才する」と賛辞を贈った上で、「“これは凄いな”で収まってはいけない。僕たちはチャレンジすることで若さが戻ってくる」。若者から受ける刺激は大きなモチベーションだ。

 今年ファイナリストとなったベテラン向けの賞レース「THE SECOND」に挑戦したのもそんな向上心の表れから。まさとは「自分の子供、孫くらいの年代の観客の前で演じることになる。若者相手にどんな漫才ができるのか試したかった」と参戦の意図を明かした。

 敗れはしたが、決勝で残したインパクトは強烈だった。一番の爆笑をさらったのは、まさとの「世界一稼いでいるスポーツ選手はメッシ」というフリに、おさむが「メッシ、メッシ…メッシー!おかずも食べなさい!」と絶叫するボケ。この場面はSNSでも反響を呼び、若者の間で知名度が急上昇した。

 決勝後、旅行でドバイを訪れたおさむは、土産店でメッシのユニホームを発見。それを指さし「メッシ、メッシ…おかずも食べなさい!」と言うと店員は大爆笑。おさむは「言葉は通じないのになんか笑っていましたね。ユニホーム代、まけてくれましたよ」とご満悦。おさむの強烈なキャラクターは言葉の壁をも越える。「メッシネタ」は台湾公演でも見せ場になりそうだ。

 「おさむちゃんで~す!」と叫ぶおさむの鉄板のあいさつは、「台湾では“ちゃんですおさむ”になるんです」と現地流のアレンジも予習済み。まさとも「きっと成功させてきます」と自信の表情。52年生まれの同学年2人が、異国の地でも笑いの渦を巻き起こしそうだ。

 【ザ・ぼんちの代表的なネタ】

 ▽おさむちゃんで~す! おさむのあいさつ。「お、お、お」から始まり「ちゃんで~す」で終わるまで、顔を真っ赤にしていきみまくる。

 ▽小さな前ならえ 暴走するおさむをまさとが「気をつけなさい」とたしなめると、おさむが「気をつけ!小さな前ならえ!」とさらに暴走する。

 ▽そうなんですよ、川崎さん おさむがテレビ朝日「アフタヌーンショー」でのリポーター・山本耕一と川崎敬三さんのやりとりをまねたもの。これにまさとが「ちょっと待ってください、山本さん」と返す。

 ▽橋幸夫さんのモノマネ おさむが何を歌っても橋さんの歌い方になってしまい、確認のため「潮来笠」を歌うもやはり橋さんの歌い方で、「あれ~?」と首をかしげる。 

 ▽ザ・ぼんち ぼんち おさむ(本名長瀬修一=ながせ・しゅういち)1952年(昭27)12月16日生まれ、大阪府出身の72歳。ボケ担当。里見 まさと(さとみ・まさと、本名里道和=さと・みちかず)1952年(昭27)4月25日生まれ、兵庫県出身の73歳。ツッコミ担当。高校の同級生で72年に結成。「花王名人劇場」「THE MANZAI」といった番組で人気を博し、80年代の漫才ブームをけん引。81年にリリースした楽曲「恋のぼんちシート」は約80万枚を売り上げる大ヒット。86年に解散するが、2002年に再結成した。

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