6連覇の藤井王位 台風被害の牧之原市を思いやる「いい将棋を指したい気持ち強まった」当初の開催地

[ 2025年9月10日 21:33 ]

王位戦6連覇を達成した藤井聡太王位(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の藤井聡太王位(23)=王将など7冠=が挑戦者に永瀬拓矢九段(32)を迎えた第66期王位戦7番勝負は10日、東京・将棋会館で第6局2日目が指され、先手・藤井が151手で勝利。シリーズ成績4勝2敗で6連覇を決めた。

 これで藤井はタイトル獲得数通算31期。23歳1カ月にして渡辺明九段(41)に並ぶ歴代4位記録となった。渡辺が31期目を獲得した22年度名人戦は38歳1カ月。藤井は15年も早く到達したことになる。

 対局後に会見に臨んだ藤井はシリーズを振り返り「連敗もあり内容的にも競った展開にできなかった。第6局は数字の上では1勝リードしている状況ではあったが、気持ちの上では全くそれはなかった。何より内容のいい将棋を指したいという気持ちが一番強くあった」と語った。

 連敗について今年の猛暑の影響もあったのか問われると「4月からスケジュールは比較的余裕があったが、シリーズ中盤の8月あたりから対局が増えて、忙しさを感じるところもあった」としつつも、これまでも同様のことは何回もあったので、スケジュール自体が要因というよりは、それに対してうまく対応できないところがあったのかなと感じている」と自らの対応力不足とした。

 第6局は当初、静岡県牧之原市「平田寺」で開催予定だったが、台風15号の被害の大きさを受け、将棋会館へ変更になった。牧之原市のファンに向けて「台風で大きな被害があったということで、ご被災された方にはお見舞い申し上げます。私も何度もうかがっていまして、毎年王位戦に力を入れていただいている。見送りは苦渋のご判断だったと思いますし、私としても残念な気持ちがあった」と被災地に思いを寄せた。そして「そういう経緯もあって、よりいい将棋を指したいという気持ちも強まりましたし、突然の変更で関係者の方に急ピッチで準備をしてくれたことにも感謝しています」とコメントした。

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