「太陽にほえろ!」俳優がまた鬼籍に “山さん”露口茂さん死去 “ラガー”渡辺徹さんに続き

[ 2025年9月2日 09:52 ]

86年、「太陽にほえろ」に出演した(左から)露口茂さん、又野誠治さん、石原裕次郎さん、神田正輝、渡辺徹さん
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 人気刑事ドラマ「太陽にほえろ!」の山さん役などで知られた俳優の露口茂(つゆぐち・しげる)さんが4月28日、老衰のため死去していたことが2日、分かった。93歳。松山市出身。

 1955年に俳優座研究所に入所。田中邦衛さん、山本學さんらと同期だった。72年に放送を開始した「太陽にほえろ!」が代表作で、山村精一警部補を演じた。物静かで冷静沈着なベテラン刑事という役どころ。巧みな取り調べから、容疑者の自供を引き出す“落としの山さん”として活躍した。劇中では、暴力団員に路上で撃たれ殉職。第1回から691話までの出演で、主要な登場人物では最多の出演回数だった。

 ニックネームとともに、個性あふれる刑事たちが命を張って躍動し、昭和のドラマ史に数々の金字塔を残した「太陽にほえろ!」。86年の最終話放送から39年、多くの出演俳優たちが鬼籍に入った。

 ◇ボス 七曲署の藤堂俊介捜査一係長を演じた石原裕次郎さんは、舌がんや解離性大動脈瘤など大病と闘いながら出演。途中、登場しない回もあったものの、第1話から最終回まで出演した。番組終了を見届けるように、翌87年に死去した。52歳だった。

 ◇長さん 交番勤務からのたたき上げで、部長刑事に昇進した野崎太郎刑事は、熱血パパの一面もあり、後に警察学校の教官になる。演じた下川辰平さんは、04年に敗血症のため死去した。75歳だった。

 ◇マカロニ 第1話で七曲署に配属される早見淳刑事は、長髪に崩したスリーピースのスーツが特徴。その風貌からマカロニの愛称で親しまれた。ゴリさんを病院に見舞った帰りに通り魔に刺され死亡した。演じた萩原健一さんは、19年に消化管間質腫瘍のため死去した。68歳だった。

 ◇ジーパン 七曲署にジーパン姿で初出勤したことからそのニックネームが付いたのが、柴田純刑事。犯人に腹を打たれ、殉職する直前に「何じゃ、こりゃあ!」と絶叫したのは、ドラマを通じて屈指の印象的な場面として知られる。演じたのは昭和の名優・松田優作さん。89年に膀胱(ぼうこう)がん転移で死去した。40歳の若さだった。

 ◇ボン 大阪のお坊ちゃま育ちであることからその名が付いたのが、田口良刑事。事件関係者の女性の盾になって銃撃され、殉職した。演じた宮内淳さんは20年、直腸がんにより死去した。70歳だった。

 ◇スコッチ スコッチウイスキーをこよなく愛する、英国かぶれな滝隆一刑事。ある事件をきっかけに一匹オオカミ的な言動を取るようになる。勤務中に銃撃された古傷から持病を患い、病死した。演じた沖雅也さんは、31歳で自ら命を絶った。

 ◇トシさん ベテラン巡査部長の井川利三刑事。事件捜査に対する執念から、“スッポンのトシさん”の異名を取った。演じた地井武男さんは、12年に心不全で死去。70歳だった。

 ◇ラガー ラグビー部出身であることからあだ名が付いたのは、竹本淳二刑事。バスジャック事件の犯人と相打ちになり、殉職した。演じた渡辺徹さんは22年、敗血症のため61歳で死去した。

 ◇警部 病気療養に入った藤堂の代理として、臨時係長を務めたのが、橘兵庫。演じたのは、裕次郎さんの一番弟子で、強い絆で結ばれていた渡哲也さんだった。渡さんは20年に肺炎のため死去。78歳だった。

 ゴリさんこと石塚誠役の竜雷太、殿下こと島公之を演じた小野寺昭、シンコ(内田伸子)役の高橋恵子、テキサス(三上順)役の勝野洋、ロッキー(岩城創)役の木之元亮、スニーカー(五代潤)役の山下真司、ドック(西條昭)役の神田正輝、ジプシー(原昌之)役の三田村邦彦、ボギー(春日部一)役の世良公則、マイコン(水木悠)役の石原良純らは、健在。その多くが今も活躍している。

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