「夏は23区のごみが減る」ワケ“ごみ清掃員芸人”マシンガンズ滝沢が語る オススメ自由研究も

[ 2025年8月25日 07:30 ]

「まんがで読める ごみってなんだろう? 世界一わかりやすいごみの本」を刊行した「マシンガンズ」滝沢秀一(撮影・那須 日向子)
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 【インタビュー】ごみ清掃員としても働くお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一(48)。7月28日に刊行した「まんがで読める ごみってなんだろう? 世界一わかりやすいごみの本」(講談社)は、自身の清掃員としての経験や分別の仕方などイラストで分かりやすいよう描かれており「ごみは分別すれば資源!」「ちゃんと分別しないと地球が危ない」と子供たちも納得の内容だ。ごみ清掃員として13年間ごみを見つめ続けてきた滝沢に、夏に親子でできるごみを減らす工夫について聞いた。(那須 日向子)

 8月は東京23区では「ごみが減る」と語る滝沢。「夏休みはみんなお盆で帰省するので、人が減る。つまりごみが減るんです」。一方で知り合いの岡山市の清掃員に聞くと「夏ってごみ増えるじゃないですか?」と言われたという。「“ああ、なるほど”と。帰省先にはごみが増えている。人間が移動するとごみも付いて回るんですね」。2012年から清掃員としてごみに向き合ってきたからこそ分かることだ。

 親子で過ごすことが多い夏。子供と一緒に楽しんでできる工夫とは何か。「夏はスイカを食べることが多いと思いますが、あの“白い部分”を食べるのはどうでしょう?実は凄く体にいいんです」と目を細める。スイカの白い部分には赤い果肉の2倍もの量の「シトルリン」という老廃物排出を促す栄養素が含まれている。「漬物にするのもいいですし、僕は炒めてカレー粉やコンソメで味付けします。意外とイケるんです」。ずっしりと重たいスイカ。「白い部分を食べるだけでも凄くごみが減ります」

 子供でも簡単にできるごみ出しの工夫もある。「袋から突き破らないように、ティッシュの箱に竹串を入れてくれているとか」と声を弾ませる。指定袋がない地域では、小さい袋の持ち手をいくつかつないでまとめているごみもあるという。「何回も屈まないで一回で持ち運べるので、僕らは『神ごみ』と呼んでいます。見るとテンション上がります(笑い)。清掃員を思ってくれているじゃないですか。気持ちが伝わりますね」。ちなみにこの「神ごみ」は可燃限定。資源の場合は、清掃員が袋の中を取り出すからだ。

 まだ自由研究が終わっていなければ「コンポスト」がオススメ。家庭からでる生ごみなどを微生物の力で分解し、堆肥を作るための容器のことで、自身はベランダに置いているという。「土の中に埋めるので消えてなくります。生ごみが減るのが楽しいですよ」

 滝沢が強調するのは、ごみをいかに「なくす」か。今回自身初の児童向け書籍を手掛けたのも「ごみ教育」を広げたいからだ。「分別をすれば、“ごみ”という言葉がなくなります。僕はやっぱごみを減らしたり、なくしたりしたいですね。是非“ごみってなんだろうな”と考えていただけたらうれしいなと思います」

 夏休みも終盤。自由研究として、親子で「ごみとはなにか」考えてみてはいかがだろうか。

 ◇滝沢 秀一(たきざわ・しゅういち)1976年、東京都生まれ。太田プロダクション所属。98年、西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」結成。お笑い芸人としての芸能活動と並行して、2012年からごみ清掃員として働く。2020年から、環境省サステナビリティ広報大使。同年、消費者庁「食品ロス削減推進大賞」の審査委員会委員長賞を受賞。漫画「ゴミ清掃員の日常」(講談社)はシリーズ累計10万部を超える。結成16年以上のベテラン芸人たちによるトーナメント形式の賞レース「THE SECOND」では、2023年準優勝、2025年ベスト8。

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