片岡仁左衛門 「通し狂言 菅原伝授手習鑑」成功を京都・北野天満宮で祈願

[ 2025年8月17日 18:00 ]

菅原道真をまつる京都・北野天満宮で成功祈願を行った片岡仁左衛門
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 歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(81)が17日、京都・北野天満宮で「通し狂言 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」(9月2~24日、東京・歌舞伎座)の成功祈願と取材会を行った。

 同作は「学問の神様」で知られる菅原道真(菅丞相)の悲劇を軸に、壮大な人間模様として描かれる名作。大阪生まれの京都育ちとあって、同天満宮には何度も足を運んでいるが「成功祈願」として訪れるのは初めて。「丞相様は非常に難しい。皆さまのご期待に添えるような“天神様ってあんな人やったんか?”“これじゃ、ありがたみがないな”と思われないように演じたいし、演じなければ申し訳ない」と襟を正した。

 祖父も父も演じ、自身も二幕目の「筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)」では6度目、三幕目の「道明寺」で7度目の菅丞相となり「初演から30年。けがさないように務めます」と静かに決意を口にした。同役を演じる時は、天神様の使いとされる牛の肉は口にせず「大好きなんやけどね。代わり?まあ豚肉もあるし、タンパク質は大丈夫」などと言って笑わせた。

 今回は松本幸四郎(52)とのダブルキャストでも話題。「役の取り組み方とかを学んで頂きたい。役者はそれぞれ個性があって、それぞれの家の型があるけれども、それを超えた精神を学んで」と説いた。「役になりきるということ。(劇場から)家に帰ってもセリフを言いなさい。これまで気付かなかったことも気付くことがある。何度手がけたお役でもいろんな方の映像を拝見すると“こういうことが隠れていたのだ”といまだに気付くことがあるんです」と人間国宝となった今でも高みを目指す、その背中を見せ続ける。

 公演は昼の部で「加茂堤」「筆法伝授」「道明寺」を、夜の部で「車引」「賀の祝」「寺子屋」を上演する。

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