映画「長崎―閃光の影で―」カトリック教徒の総本山・バチカンでの上映が決定

[ 2025年8月15日 08:00 ]

バチカンでの上映が決定した映画「長崎―閃光の影で―」(C)2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会
Photo By 提供写真

 原爆投下直後の長崎を舞台に被爆者救護にあたった若き看護学生の少女たちを描く映画「長崎―閃光の影で―」(監督松本准平、公開中)が、カトリック教徒の総本山であるバチカンで上映されることが決定した。

 1945年8月9日、長崎に投下された原爆はカトリック信徒が多く暮らしていた浦上地区の上空でさく裂し、多くの信徒の命を奪った。バチカンは2017年に採択された核兵器禁止条約に最初に批准した国のひとつだが、長崎原爆とローマ教皇との接点として忘れてはならないのが、今年4月に逝去した前教皇フランシスコの存在。フランシスコは18年に原爆投下後の長崎で撮影された写真「焼き場に立つ少年」をカードにし「戦争がもたらすもの」という言葉を添えて取材記者たちに配布。この行動をきっかけに、「焼き場に立つ少年」は世界中に広く知られるようになった。

 19年に長崎を訪問した際には、この写真を撮影したカメラマンの子息であるタイグ・オダネル氏がフランシスコにあいさつをしたというエピソードもある。

 映画では、この写真「焼き場に立つ少年」をモチーフに、亡くなった弟を背負い焼き場で順番を待つ少年が懸命の救護活動を続ける主人公の看護学生たちと出会うエピソードも描かれている。

 このたび、史上初のアメリカ出身の教皇・レオ14世のもとで本作のバチカンでの上映が決定。10月31日(現地時間)にバチカン内の上映室(フィルモテカ・バチカーナ)で上映される。長崎出身で被爆3世でもある松本監督は「本作のバチカンでの上映決定、誠に光栄に思います。暴力の絶えない現代世界の中で、被爆者であった祖父の想いに端を発したこの小さな映画が、特別な使命を帯び、『平和の道具』となり、ヒロシマ・ナガサキを伝えるきっかけの一つとして、広く世界中の人々の心に届くことを切に願います」とコメント。松本監督は、上映に合わせて現地を訪れる予定。

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