山口馬木也 憧れの水谷豊とBS朝日「無用庵隠居修行9」で共演 「タイムスリッパー」から一転、極悪侍 

[ 2025年8月15日 05:00 ]

「無用庵隠居修行9」にゲスト出演する山口馬木也
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 俳優の山口馬木也(52)が、9月23日放送のBS朝日時代劇「無用庵隠居修行9」(後7・00)にゲスト出演し、憧れの水谷豊(73)と共演する。時代劇出演は今年2月のブルーリボン賞で主演男優賞を含む2冠に輝いた映画「侍タイムスリッパー」(昨年8月公開)以来。京都・太秦での収録後、スポニチ本紙の取材に応じた。

 「侍…」で演じたのは現代にタイムスリップした人情に厚い侍。だが今回は一転、無情に人を切り殺す残忍な悪役だ。水谷演じる主人公の因縁の相手として激闘を繰り広げる。正反対な役柄になるが山口は「僕、顔がハードじゃない?だから悪役は意外に多いのよ」と得意げな表情。「こんなにいい人なのにね」とちゃめっ気たっぷりにおどけてみせた。

 「侍…」での演技で知名度が急上昇。来年放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への出演が決まるなど、ドラマや舞台に引っ張りだこだ。しかし「侍…」の公開後は「俳優を続けるか悩んだ」と明かす。「燃え尽き症候群ではないけど、もうやれることはやったかなと。北海道で喫茶店でも開いて、弾けないチェロでも弾いてやろうと思っていた」と“引退”後を具体的に思い描いていたと振り返った。

 だが「舞台あいさつでお客さんの前に立たせてもらったり、いろんな人から“映画見たよ”と言葉をもらったりして“俳優っていい仕事だな”と思えるようになった」と「侍…」のヒットは自身の心境に変化をもたらした。「今はこの仕事が好きだと自信を持って言える。死ぬまで続けていきたいな」と気概に満ちている。

 水谷は今後の人生の中で目指す憧れの俳優の一人だ。水谷の代表作「相棒」シリーズ(テレビ朝日)を挙げ「『相棒』と『無用庵』ではしゃべり方が全く違う。普通はしゃべり方を変えようとすると失敗するのに、どちらも水谷さんのハマり役になっている」と尊敬している。「僕が次に目指すところはそういうところ。頑張っていかなきゃなあ」。遅咲きベテラン俳優の全盛期はまだまだこれからだ。(塩野 遥寿)

 ◇山口 馬木也(やまぐち・まきや)1973年(昭48)2月14日生まれ、岡山県出身の52歳。98年の日中合作映画「葵花却(ひまわり)」でデビュー。00年には蜷川幸雄さん演出の「三人姉妹」で初舞台。初主演となった映画「侍タイムスリッパー」は今年3月の日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞。

 ▽無用庵隠居修行 海老沢泰久氏による短編時代小説が原作で、テレビドラマシリーズは2017年にBS朝日で放送開始。江戸時代を舞台に隠居した旗本(水谷)が悪を成敗する物語。岸部一徳(78)、檀れい(54)が初回からレギュラー出演。今回は9作目で、幕府が流通米を蓄えていた義倉が盗賊に狙われるなど、米の価格が高騰している現代に身近な事件も描かれる。

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