野口聡一氏 初の宇宙飛行の前にスペースシャトルが事故 小学校低学年の子供は作文に「怖いけれども…」

[ 2025年8月10日 17:20 ]

野口聡一氏
Photo By スポニチ

 元宇宙飛行士の野口聡一氏(60)が9日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。宇宙飛行に行く前の覚悟について語った。

 3度の宇宙飛行の経験がある野口氏は、MCの「極楽とんぼ」加藤浩次から宇宙に行ったのは03年のスペースシャトルのコロンビア号空中分解事故の後だったと指摘され、「そうですね」とうなずいた。

 事故は野口さんが宇宙に行く1カ月前の出来事で、コロンビア号の7人の宇宙飛行士は全員亡くなったとし、「で、私たちの打ち上げも2年近くずれてるんですよね。で、その間に当然私自身もショックでしたけど、家族、妻、あと子供も含めて、実際に人が死ぬ仕事なんだっていうのを。同期生って言うんですかね、自分の子供の同級生の親が死んでるわけで。それはやっぱり全然深刻度が違うわけで」と回顧した。

 「私が宇宙を目指して死ぬ分にはやりたいことやってるからいいんですけど、自分の親が死ぬっていうことを、自分の子供に体験させるのは、それはちょっと厳しいなあと」感じていたとし、 「そういう意味で本当に宇宙に行く覚悟があるのか、宇宙に行く意味があるのか。あるいは家族が認めてくれるのかっていうのは、その2003年から2005年にかけての2年間っていうのは凄い揺れ動いた時間だったかなと思いますね」と続けた。

 その間、共に宇宙に行くクルーと相談したことは「少なくとも僕たちが家族にちゃんと説明できて、家族が納得してくれるまでは宇宙に行かないよね」ということだった。「だから家族と一緒の訓練、家族に見にきてもらう。授業参観みたいな感じでしたけど、それが凄い増えましたね」と振り返った。

 すると家族の反応は「父親はこういう訓練をやって、何かあっても大丈夫なように準備をしてんだねとか、宇宙に行くとこういう将来のね、人類が活動の幅がこんなに広がっていくんだよというのを話しているうちに、じゃあ応援しようかというふうに変わっていった」とし、「知らない恐怖が最も怖い」と強調した。

 結果子供達も「宇宙でお父さんが死んでしまうのは嫌だけれども、怖いけれども、お父さんの夢が実現することだし、応援したいと思う」との思いを学校の作文に書いてくれたとし、野口氏は「それはまだ小学校低学年の頃ですね」と目を細めた。

 加藤は「そこの理解低学年でできるって凄くないですか」と感心し、野口氏は「でもそこまで彼らも追い詰められてたってことですよね」と話した。
 

続きを表示

「美脚」特集記事

「中居正広」特集記事

芸能の2025年8月10日のニュース