【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】第27話 系図いらん…絢爛田沼の桜、枯れた佐野の桜、父と政言の錯乱

[ 2025年7月27日 17:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「べらぼう」大河絵第27話 系図いらん…絢爛田沼の桜、枯れた佐野の桜、父と政言の錯乱
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 俳優の横浜流星(28)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(日曜後8・00)の第28話が27日に放送される。参院選投開票日だった先週20日は放送休止。衝撃的なシーンで幕を閉じた第27話は…。

 前回の第27話は「願わくば花の下にて春死なん」。蔦重(横浜流星)は、意知(宮沢氷魚)が誰袖(福原遥)を身請けする話がなくなると聞く。一方、道廣(えなりかずき)は、治済(生田斗真)に蝦夷地の上知の中止を進言する…という展開だった。

 佐野政言(矢本悠馬)が、積り積もったさまざまな要因で、最後に“激変”した。元々、意知に対して佐野家と田沼家の“遺恨”を気にせず、悪い関係どころか頼りにしていた政言。庭の桜のように佐野家が枯れていくのは自分のせいと自己嫌悪に陥り、なんとか意知の力を借りてでも、今一度花を咲かせたいと持っていた。

 しかし、うごめく権力争いにのみ込まれていく。そして「丈右衛門だった男」(矢野聖人)の登場が、悲劇を加速させていく。丈右衛門は平賀源内の家に忍び込み、人を斬り罪を源内に着せた“裏の男”。この男が再び現れたことで、コンプレックスで自分を責め続けた男が、父の錯乱、枯れた桜、贈った枝から咲き誇る田沼の桜、意知の幕府内での出世や評判、遡れば意次が「由緒などいらんっ!」と池に沈んだ系図…心の中の何かが音を立て崩れ落ち、そして刀を手に…その衝動は自分の意思で止められるものではなかった…。

 この悲劇の始まりをドラマ内で告げたのは一橋徳川家の当主・治済を案内する表坊主を演じたお笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」のナダル。その言葉と表情の“いやらしさ”も、最後に訪れる悲劇の伏線に感じさせる怪演となった。

 大願成就はすぐそこ…と明るい未来を思い描く誰袖(福原遥)と意知に訪れる“天国から地獄”。参院選で1週待たなければならず、落ち着かないオジサン編集者2人は、「石井さんの絵も待ちきれないよ…」とため息続きの2週間だった。衝撃のラスト。咲き誇る桜はいつか散る。それは佐野だけでなく田沼も…。

 第28話は「佐野世直大明神」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。

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