「鬼平犯科帳 暗剣白梅香」早乙女太一が松本幸四郎と初共演 20年越しの思いが実現

[ 2025年6月29日 08:00 ]

「鬼平犯科帳 暗剣白梅香」に出演しインタビューに答える早乙女太一
Photo By スポニチ

 時代劇専門チャンネルで独占初放送となる「鬼平犯科帳 暗剣白梅香」(7月5日午後1時/午後7時ほか)に出演した早乙女太一(33)がインタビューに応じ、主演の松本幸四郎(52)とのエピソードなどを語った。 

 シリーズ最新第6弾で早乙女が演じたのは、凄腕の刺客・金子半四郎。あやしげな香りをまとい、幸四郎演じる長谷川平蔵を狙う。今回の幸四郎との初共演は、早乙女にとって“悲願”でもあった。実は13歳の頃に初めて見た舞台が劇団☆新感線の「髑髏(どくろ)城の七人」で、主演が幸四郎だった。「(立ち回りなど)全てが衝撃で、幸四郎さんは青春の憧れだった。その人といつか刀を交えたいなという思いが約20年越しにかない、それが何よりもうれしかった」と振り返った。 

 しかも、幸四郎からのたっての願いで出演に至った。「今までの自分が報われたような気分になりましたね。頑張ってきてよかったな。今までやってきた自分の思いも含めて、この作品に注げたらいいなと思いました」と喜びはひとしおだった。 

 殺陣ではいつもと違う取り組みを意識した。暗闇の中で背後から平蔵を襲う場面では「なるべく余韻を残さない」ということを心懸けた。「普通に歩いているところから切りかかる瞬間の抜刀のタイミングだったり、抜刀してからの一手を出すところ、切り終えてからの納刀の無駄のなさ、そこからどう立ち去るかみたいなところ」と説明した。 

 半四郎が闇を抱えて刺客になるまでのストーリーも描かれている。その内面を落とし込むことに関しては、過去の自分と重ね合わせた。「自分も半四郎と同じく、自ら選んだ道ではなかった、その環境に生まれ、ありがたいことですが、当たり前のように舞台という道があった。ただ、当時は自分の意思でやっていたわけではなかったので、どうしても苦しい時があったり、時には自分の感情を殺していた。そういった時のことを、半四郎をやる上で思い出していた」と明かした。

 孤立した役だったため、撮影中は幸四郎らと「ほとんどしゃべっていなかった」と役に入り込んでいた。全ての撮影を終えて帰る時、幸四郎が待っていて「本当にあなたの殺陣はあなたしかできないし世界一だと思っているから、今回とてもうれしかった」と声を掛けられたという。

 シリーズ第1弾「本所・桜屋敷」は5月下旬に「ドイツ・ワールドメディアフェスティバル2025」エンターテインメント部門で金賞を受賞するなど、本シリーズは海外でも高く評価されている。今回の作品について早乙女は「影の部分がすごく際立って見える。影の中にもしっかりと人が生きていて、そこに悲しみがあったり、かっこよさがあったり、一つ一つのお話が重厚」と捉えている。そして「金子半四郎は無口で言葉では表現しないですが、彼の人生がしっかりと浮きだって見えてくるというのは、作品の素晴らしさなんだろうなと思う」と語った。

続きを表示

「松本幸四郎」特集記事

「美脚」特集記事

芸能の2025年6月29日のニュース