藤井棋聖 対振り飛車17連勝 2年余り負けなし 棋聖戦第2局で杉本六段に勝利

[ 2025年6月18日 21:44 ]

棋聖戦第2局に勝利し、感想戦を行う藤井聡太棋聖
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 将棋の藤井聡太棋聖(22)=王将など7冠=に杉本和陽六段(33)が挑む第96期棋聖戦5番勝負第2局は18日、兵庫県洲本市のホテルニューアワジで藤井の先手で指され、午後6時10分、藤井が87手で勝利した。対戦成績を2勝0敗として6連覇、通算30期の大台へダブル王手をかけた。

 「(右銀を)本譜は端で、棒銀のように使った。部分的には主張ができたかなと思いました」

 戦型は振り飛車党・杉本の四間飛車。美濃囲いの杉本陣に、藤井は37手目、右銀を5段目まで進出させた。杉本陣へ圧力を加えて囲いの進展を阻止すると、その後は逆サイドの9筋で端攻めに活用。3九でのスタートから9筋までの奇想天外な大旅行。さらに角を自陣4段目へ出て、遠く杉本飛車をにらんだ59手目で「少し指しやすくなったのかな」と手応えを感じたそうだ。

 振り飛車キラーを証明した。23年4月、菅井竜也八段の挑戦を受け、その三間飛車に115手で敗れた叡王戦第2局を最後に負けがない。実に2年余り。その間の連勝はこの日17まで伸びた。

 将棋の戦法は大きく2つに分けて居飛車、振り飛車がある。大駒2枚のうち縦横自在に動く飛車を初期配置のまま使うのが居飛車、振り飛車は序盤で左へスライドさせて活用する。この序盤の分岐点に従い棋士のタイプを居飛車党、振り飛車党とする。振り飛車には四間飛車、三間飛車、向かい飛車、角交換型振り飛車、ひねり飛車などがあるが、その全てに藤井は対応。初期配置のまま使う居飛車の手得を生かし、重ねてきた勝ち星に、絶対王者の価値基準がうかがえる。

 51手目で9筋の歩が敵陣手前まで進む拠点を築き、右辺からは竜を作って杉本王を挟み撃ち。局後、「終盤になる前に差を付けられた。(次局は)終盤まで持ち込みたい」。杉本の嘆きがその完勝を物語った。

 「結果的に厚みを主張して指していくことができた。(次局は)後手番になる。しっかり準備をしていきたい」。第3局は30日に千葉県木更津市の竜宮城スパホテル三日月で指される。

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