【棋聖戦】賞金額アップに藤井棋聖「凄くありがたい」杉本和六段「全力でぶつかりたい」

[ 2025年6月2日 18:31 ]

棋聖戦への意気込みを語る藤井聡太棋聖(撮影・我満 晴朗)
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 3日に栃木県日光市の日光金谷ホテルで開幕する将棋の第96期棋聖戦5番勝負を前にした2日、5連覇中の藤井聡太棋聖(22)=王将含む7冠=と挑戦者・杉本和陽六段(33)が現地入りし、対局場を検分後、それぞれ記者会見を行った。

 両者の主な一問一答は以下の通り。

 【杉本和六段】
 ――4月の下旬に棋聖の挑戦者を獲得、どのように過ごしてきた?
 杉本「初めの1、2週間は和服を作ったりですとか、スーツを作ったりですとか、対局以外のことをこなす時間も多かったんですけれども、対局が近づくにつれて徐々に藤井棋聖の対策を立てる時間をかなり重視するような生活になっていきました」

 ――率直に藤井棋聖はどんな対戦相手だと?
 杉本「棋譜を見ていても全く隙が見当たらないと言いますか、まあ最強の相手と言いますか。その相手に対してバランスを崩さずに食らいついていけるかが、かなりポイントになるかなとは思っています」

 ――第1局に向けての抱負を。
 杉本「検分で藤井棋聖と盤を挟む瞬間がありまして、画面越しではない、直接の雰囲気というものを少し感じ取ることができまし。徐々に戦う気持ちが高まってきたところ。自分の出せる力を精いっぱい出して、全力でぶつかりたいなと思っています」

 ――師匠は米長邦雄永世棋聖。棋聖戦に臨むにあたり、師匠に対してどんな気持ちがある?
 杉本「明日は師匠に和服をいただいたものを着用する予定です。師匠のパワーと言ったら変ですけども、そういったものを少しは感じられたらいいかなとは思っています」

 ――振り飛車党として藤井棋聖と対峙していく。その自分の武器については?
 杉本「自分でこれが武器というのはなかなか難しいんですけども、序盤の戦略であったり、終盤の粘り強さみたいなものは持ち味かなとは思っています。そういった自分の持ち味みたいなものが発揮できる展開になれば、まあ面白いかなとは思っています」

 【藤井棋聖】
 ――2日前まで名人戦7番勝負が行われていた。コンディションの方は?
 藤井「名人戦の第5局から棋聖戦の第1局は比較的に間をおかずに迎えるということにはなりましたけれど、体調として問題なく対局に臨めそうかなと思っています」

――挑戦者は杉本六段。久しぶりの振り飛車党とのタイトル戦だが、杉本六段の印象は?
 藤井「久しぶりで非常に私にとってもご新鮮なシリーズになるのかなと思っています。杉本六段は序盤もひと工夫されているという印象がありますし、終盤の鋭さ、そして中終盤での粘り強さというのも大きな持ち味と感じています」

 ――ずばり今回の5番勝負への抱負を。
 藤井「対抗系のそのま展開がメインになると思っているんですけれども、その中でやってみないと分からないというところもあると思うので、その中でしっかりと読みを入れて、いい手を導き出せるように頑張っていきたいと思います」

 ――名人戦が終幕して棋聖戦。一つのタイトル戦に集中できる状況が続いていることについて。
 藤井「並行してという形ではなく戦うというような感じになったんですけれども、名人戦と今回の棋聖戦では持ち時間も異なりますし、予想される展開というのも全く変わってくるので、切り替えて臨んでいくということが求められると思っています」

 ――名人戦で9時間の世界を見ていて、そこから4時間と全く別の舞台設定。適用するための準備工夫は?
 藤井「普段の公式戦の対局でも1局ごとにあの持ち時間が異なるというのは自然なこと。特別な準備をするというよりは1局ごとに全力を尽くすというシンプルな気持ちでやっています」

――こちらに来る際、東武鉄道のスペーシアXのコックピットラウンジを利用した。感想は?
 藤井「スペーシアXの車両自体はこれまでも乗車する機会があったんですけれども、1号車のコックピットラウンジは今回初めて。内装などの雰囲気もとても楽しめましたし前面展望も含めて楽しみながら来ることができたかなと思います」

 ――この棋聖戦は賞金額が4000万円にアップしたが?
 藤井「発表された時には私も少し驚いた気持ちがあった。本当に凄くありがたいと感じていますし、対局者として一層気持ちが引き締まると思っています。ただ対局に臨む上では自然体というのがいいのかなと。明日の対局では、そういう気持ちで一生懸命頑張りたいなと思っています」

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