【一問一答】3連覇の藤井名人 あと2期獲得で永世名人「漠然とした憧れのようなものは以前からあった」

[ 2025年5月31日 04:30 ]

古河屋台をバックに記念撮影する藤井聡太名人(撮影・我満 晴朗)
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 名人戦3連覇を達成した藤井名人は感想戦戦終了後の30日深夜、記者会見に応じた。主な一問一答は以下の通り。

 ――永瀬九段とは王将戦に続く対戦。永瀬九段との距離感について、背後を迫られているなという感覚、タイトルを脅かされているなという感覚はあるのか?
 藤井「永瀬さんも以前からVSを長い期間していただいていて、その中でも永瀬さんの実力というのはいつもよく感じているので、今回の名人戦は厳しいものになるのかなと考えていました。1月からの王将戦と、名人戦、2つの棋戦で永瀬さんと2回の勝負を指すことができ、得たものは多かったかなと感じています。7月からの王位戦でも対戦することになるので、得たものというのはしっかりと実力に変えていかなくてはと思っています」

 ――あと2期獲得で永世名人。永世名人に近づいたことについては?
 藤井「まだ永世名人というのは具体的な目標として意識するという感じではないんですけれど、何となく漠然とした憧れのようなものは以前からあった。今後、少しでも近づいていけるように実つけていかなくてはいけないという気持ちは持っています」

 ――第4局と第5局で2局続けて千日手というのは非常に珍しい。
 藤井「第2局、第3局も部分的に千日手になるような展開だった。現代の相居飛車戦ですと、後手番は千日手も込みに作戦を立てるということは多いです。偶然というのもありますけど、作戦的な要素というのはある程度関連しているのかなと思います」

 ――藤井名人もかなり苦しまれたシリーズではなかったかと。
 藤井「本局も終盤まで苦しい局面多く、非常に大変なシリーズ。やっぱり先手番になった時に、主導権を取ることができないという状況が続いたので、その点を改善していけるのか。今後に向けて考えていかなければいけないポイントだったかなと思います」

 ――初めて名人のタイトルを取った時と3回目と、受け止めというところ何か変化は?
 藤井「気持ちという点について言うと、終局した当日ですと、内容の影響が大きいところ。その点で言うと、きょうは中盤以降かなり苦しい展開になってしまった。まだそれほど防衛ということについては、実感が出てこない。2年前、初めて獲得できた時のことを思い返すと、タイトル獲得できた時、緊張感が結構あったかなと感じます」

 ――今シリーズでは永瀬九段が2日目の夕食をかなり大量に採っていた。藤井名人は来期に向け、その作戦を踏襲してみたいという考えはある?
 藤井「名人戦は2日目に夕休がある。2日制のタイトル戦の中でも、ペースが違うなという、感じはしています。その中で私は食事を軽めにすることが多い。残り時間が少なくて、局面も切迫しているような状況ですと、食欲が湧かないほう。今後基本的には、ま、自分のペースでということになるかなと思います」

 ――千日手になるような展開が結構あったが、作戦面は先後両方毎回用意していた?
 藤井「基本的には千日手の可能性を高く見積もるわけではないので、基本的には先後確定している対局については、その手番のことを優先してという感じ。千日手になった時の違う手番の作戦というところまでは事前に深く想定していませんでした」

 ――千日手が決まった時は、どんな作戦で行こうか考える余裕が事前にある?
 藤井「第4局では1日目に千日手となって、2日目の指し直し局まである程度時間があったので、その間に作戦について考えるということはあったんですけれど、第5局のように、直後に指し直すような形ですと、やっぱりなかなか想定を持って臨むというのは難しい。今回はあまりそういったことは考えずに、少し気持ちを落ち着けてという感じでした」

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