矢沢永吉 伝説の革ジャンと50年ぶり“奇跡の再会”「これを着ていろんな所を回ったんだよなあ」

[ 2025年5月31日 04:00 ]

1975年のキャロル解散ライブでの矢沢永吉。今回見つかった革ジャンを着用
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 ロック界のカリスマ、矢沢永吉(75)が伝説のバンド「キャロル」時代に愛用し、1975年4月の解散ライブでも着ていた革ジャンが50年ぶりに見つかった。ソロデビュー50周年での“奇跡の再会”に矢沢は「これを着ていろんな所を回ったんだよなあ」と感無量の様子。6月7日から神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館で開催される展覧会「俺たちの矢沢永吉」で一般公開される。(阿部 公輔)

 日本ロック史に「炎の野音」として刻まれている東京・日比谷野外音楽堂でのキャロル解散ライブ。その伝説を知る革ジャンが、矢沢のソロデビュー50周年というメモリアルイヤーに見つかった。

 矢沢の事務所によると、キャロル時代に愛用していた革ジャンは解散後に行方が分からなくなっていた。それが今年6月から矢沢の“お宝グッズ”を公募して展示する異色の展覧会「俺たちの矢沢永吉」を開催するため、ファンから問い合わせがあった中、この革ジャンの情報が届いた。

 そこで所有者に入手時期や経緯を確認したところ、矢沢の記憶とも重なる当事者しか知り得ないエピソードが多く「本物の可能性が高い」と判断。現物を送ってもらったところ、生地はかなり傷んでいて原形をとどめていない状態だったが、(1)着丈を短く調整している(2)初期のビートルズのように楽器で袖口が傷つかないようリブ編みにしている(3)右襟が立ちやすい形状――などの特徴が合致。「本物」と認定した。

 本紙で現物を独占撮影した際、触れるのをためらうほど生地はボロボロだったが、50年という年月の間に矢沢がどれだけの努力と苦労を重ねた人生であったかを思い返すことができた。日本のロック史においても「キャロル」から「矢沢永吉」に移行していく歴史的瞬間を知る革ジャンであり、持ち主の男性も「ぜひこの機会にお戻ししたい」と熱望。矢沢の元に50年ぶりに返ってきた。

 本紙の取材に矢沢は「これを着ていろんな所を回ったんだよなあ…」と当時の思い出がよみがえってきた様子。「胸にちょっと来るものがあるね」と熱い思いが込み上げてきたようだった。

 展覧会では、初の日本武道館公演や200人しか集客できなかった屈辱の佐世保公演のチケットなどファンからの公募品のほか、ステージ衣装や愛用楽器、本人の私物などを展示。初公開となるリハーサルやライブ映像の一般公開も予定されている。横浜で6月7~22日、大阪・堂島リバーフォーラムで9月12~24日に開催される。

 ▽キャロル解散ライブ 1975年4月13日、日比谷野音にファン7000人が集結。小雨がパラつく中、代表曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」で始まり、ラストの「ルイジアンナ」でボルテージは最高潮に。終演間際に特殊効果の爆竹の残り火が舞台上で燃え移り「CAROL」の電飾が炎上。天井から崩れ落ちていく様子が燃え尽きた彼らを象徴し、伝説となった。

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