伊藤叡王 「幸先悪いスタート」と苦笑い 藤井王将から昨年奪取の叡王戦第1局前夜祭

[ 2025年4月2日 19:40 ]

叡王戦第1局の前夜祭に臨んだ(右から2人目から)伊藤匠叡王、斎藤慎太郎八段
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 将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(31)が挑む第10期叡王戦5番勝負第1局の対局場検分が2日、名古屋市の料亭「神楽家」で行われ、その後記者会見、前夜祭に臨んだ。そのあいさつでは「幸先悪いスタートだった」と3月30日の詰将棋解答選手権を取り上げ、ファンの笑いを誘った。

 藤井聡太王将(22)=名人など7冠=が6年ぶりに出場して6回目の優勝を飾った一方、自身は13位。100点満点の藤井に対して63点に止まった。全10問中の3問目、21手詰でつまずき正解なら獲得できた10点は4手目まで正解の1点止まり。その出題者が詰将棋作家としても知られる斎藤で、「全く解くことができず残念だった」。伊藤にとっては5番勝負が雪辱の舞台となる。

 昨年6月、藤井から3勝2敗で奪取し、全8冠独占を初めて崩した。ただ、その後は藤井から1冠も奪えなかったどころかタイトル挑戦もかなわなかった。

 「久しぶりのタイトル戦という感じで緊張感が高まっている」。初防衛への意気込みを語る一方、「1年を通して活躍できる年にしたいという思いもある」と新年度開幕を受け、出直しを誓った。

 タイトル80期の大山康晴十五世名人も語ったように、「タイトルは防衛して一人前」と言われる。3月の王将防衛でタイトル獲得が歴代5位の28期に達した藤井は、21年度棋聖戦でのタイトル初防衛戦を3勝0敗で制したが、それ以前は失敗が続いた。17年度名人戦を4勝2敗で制した佐藤天彦九段を最後に、7人が連続で初タイトルをその初防衛戦で失っていた。

 「防衛して1人前というのはまさにそのとおり。去年は獲得できたが運がよかった。実力が伴っているのかが問われる番勝負」と伊藤は冷静に足元を見つめた。王座の獲得経験があり20、21年度に2年連続名人挑戦した斎藤の印象を「一手一手丁寧に指される。終盤に時間がなくなっても正確に指される正統派」と語った。真価が問われる5番勝負が始まる。

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