中居氏の性暴力 被害女性苦しめたレギュラー剥奪 フジは「中居氏の利益のための行動を取った」と報告書

[ 2025年4月1日 05:30 ]

フジテレビ 第三者委員会が調査書公表

調査報告を元に進められる第三者調査報告会見
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 フジテレビの第三者委員会の調査報告書では、元フジの女性アナウンサーが中居氏から性暴力を受けた直後から心身に不調を来し、退職に追い込まれていく様子が明らかになった。

 女性が同局の産業医や当時のアナウンス室部長に相談したのは、性暴力を受けてから4日後の2023年6月6日。「前の自分に戻れない」「もう幸せになれない」などと訴えた。同時に仕事を続けたいという意思も表明。ただ激しい食欲不振や不眠が続き11日には「うつ状態、食思不振」として都内病院の消化器内科に入院することになった。

 入院後も頻繁にフラッシュバックに苦しみ体力は低下。7月末に退院を予定していたが自傷行為をするようにもなっており、精神科に転科となった。その間にも中居氏からは定期的に連絡が届いており、その対応も負担に感じていた。医師からは「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と診断された。ただ入院中にも強く意識していたのは職務復帰への思い。9月上旬に退院して自宅療養し、10月からの業務再開を目指した。

 そんな中で大きなショックを受けたのが10月改編だった。フジは女性が出演していた番組のレギュラー交代を決定。女性は「私から全てを奪うのか」などと泣き叫びながらアナウンス室部長に訴えたが、最終的に社の決定を受け入れた。

 女性はSNSで自身の心境などを投稿するようになるも、フジは対外発信を控えるよう要請。女性は「私から社会とのつながりを奪うのか」などと反発した。

 その後、仕事復帰するまで体調は戻ることがなく、徐々に追い込まれていき、24年7月にはアナウンス室部長らに退職の意向を通達。その際に面談が行われ、今回の問題に関与した編成部長(当時)らへの強い嫌悪感や怒りをあらわにした。

 本来は7月末での退社を希望していたが、社内調整や手続き期間の関係で8月末での退職が決定した。ただ同時に退職の意思を示した他の社員がスムーズに退職していた事例があったことから女性は「口封じをしようとしていたのかと思った」との印象を受けたという。これらの一連の経緯を報告書では「(フジが)女性の戻りたい職場を奪い、中居氏の利益のためとみられる行動を取った」と結論づけている。

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