中居氏の性暴力認定 被害女性に「口封じ」の見舞金100万円 届けたのは“舎弟”のフジ編成部長

[ 2025年4月1日 04:00 ]

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 元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルを巡るフジテレビの問題を調査した第三者委員会が31日、報告書を公表した。被害女性は当時フジのアナウンサーだったとし、トラブルを「“業務の延長線上”における性暴力が行われ、重大な人権侵害が発生した」と認定した。中居氏からの依頼でフジ編成部長(当時)が、入院中の被害女性に見舞金100万円を届けていたことも判明。第三者委はフジ側による「口封じとも評価し得る」と指摘した。

 394ページに及ぶ報告書で、編成部長を筆頭にフジ側が“中居ファースト”だった実態が明らかになった。「一連の対応において特筆すべきことは、CX(フジ)の幹部が、中居氏サイドに立ち、中居氏の利益のために動いたことである」と断じた。

 性暴力は2023年6月2日、中居氏がゲストハウスのように使っている都内のマンションで起きた。その2日前の5月31日、中居氏は同所でバーベキューを主催。編成部長に女性アナを呼ぶようメッセージを送り、編成部長は被害女性に声をかけると返信した。

 トラブル当日、中居氏から被害女性に直接連絡。当初は2人きりではなく、複数人での会食であるかのように装っていた。第三者委は、週刊誌が当初報道し、フジが一貫して否定していたトラブル当日の編成部長の関与はなかったと認定。ただ中居氏と被害女性との間には「圧倒的な権力格差があった」と指摘。編成部長が被害女性の仕事を決める立場の一人でもあり、被害女性が会食を業務目的と考えるのは当然で「仕事に支障が生じると考えて拒否できなかった」とした。

 編成部長はまるで中居氏の“舎弟”のようだった。23年7月、中居氏からトラブルが起きたと連絡を受けると「お役にたてるよう尽くします。」とメール。さらに被害女性が心身の不調で入院すると、中居氏からの依頼で見舞金100万円を病院に届けた。被害女性は受け取らなかった。第三者委は「見舞金の受領は法的紛争の帰趨(きすう)にも影響し得る」とし、フジ側のこの行為は「口封じとも評価し得る」とした。

 編成部長は、被害女性の病状を社内で探る役も引き受けた。24年9月には、被害女性が退社したことを中居氏にショートメールで連絡した。

 中居氏「ひと段落ついた感じかな。色々たすかったよ。」
 編成部長「引き続き、何かお役に立てることがあれば、動きます!」

 被害女性側から内容証明郵便が届くと、フジの番組に出演していた弁護士を紹介。編成部長は別の幹部とともに中居氏を弁護士事務所に案内した。局としても、トラブル発生後1年6カ月にわたり、中居氏を番組に出演させ続けた。第三者委は「大物タレントを守り、社員は守られない」という被害女性の疎外感、絶望感が形成されたのは当然のことだとした。

 同局の清水賢治社長は報告書を受けた会見で「会社としての責任を痛感している。被害女性に大変つらい思いをさせたことをおわびしたい」と謝罪。企業風土を改善できるのか、同局に厳しい視線が注がれている。

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