「あんぱん」今田美桜「ナチュラルに演じられる」ワケ 土佐弁の方が「しっくり」日常でもふと…

[ 2025年3月29日 05:00 ]

<今田美桜 インタビュー>優しい笑顔でカメラを見つめる今田美桜。連続テレビ小説「あんぱん」でヒロインの朝田のぶ役を演じる(撮影・河野 光希)
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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は31日、初回を迎え、半年間にわたる放送の幕がいよいよ開ける。「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。朝田のぶ役で朝ドラ初主演を果たす今田に役作りに対する思いを聞いた。(那須 日向子)

  <以下、ネタバレあり> 

 「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズなどのヒット作を生み続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。

 今田が演じる主人公・のぶは高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育った三姉妹の長女。「ハチキンおのぶ」「韋駄天(いだてん)おのぶ」の異名を持ち明るく男勝りな性格で幼なじみの柳井嵩(北村匠海)とともに激動の時代を乗り越えていく。

 実は、のぶのモデルとなったやなせさんの妻・暢さんの資料は少ない。そんな中でどう役作りしていったのか。今田は「小松暢さんがどんな方だったか、やなせさんに比べると確かに凄く(資料は)少ないです。でも、やなせさんが書かれた本を読むと、たまに暢さんのことが出てきて。懐が深くて、柔らかさと強さを凄く持ってらっしゃる方なんだろうなと思いました」と思いを馳せた。

 やなせ夫妻の“空気感”をつかむために、やなせさんが設立した「やなせスタジオ」(東京都・新宿)にも足を運んだ。「やなせさんと暢さんがお互いに撮り合っている写真とかもあって。そういう雰囲気を見ていると、暢さんがやなせさんに向ける笑顔とか参考にしたいと思った」と語る。

 劇中ではのぶと嵩は幼なじみという設定。しかし史実では、柳瀬さんが27歳の時に入社した高知新聞社で同僚記者としてのぶさんと出会う。「実際の暢さんがやなせさんに向ける柔らかさとか強さを持ちつつ、想像を膨らませながら学生時代を演じている」と自分なりの“朝田のぶ像”を模索していった。

 昨年9月にクランクイン。撮影開始から半年が経ったが「あっという間。今はのぶが生活の一部になっている」と充実感をにじませる。プライベートでもふと“朝田のぶ”を感じる瞬間がある。「のぶは高知弁で“頑張りよ!”とよく言う。今は私も“頑張れ”じゃなくて“頑張りよ!”の方がしっくりときています」と、のぶの快活な土佐弁が今ではすっかり体に染み込んでいる。

 「毎日とてもナチュラルにのぶになれている」理由は何か。「現場の空気がとっても穏やか。かといって緊張感もある」と撮影現場で作り出す心地よい空気に助けられているという。祖父・釜次を演じる吉田鋼太郎、祖母・くらを演じる浅田美代子、母・羽多子を演じる江口のりこ…豪華な朝田家のキャストに囲まれ「皆さんの放つエネルギーみたいなのが柔らかい」と感謝した。

 しかし、その和やかな空気感をつくっているのは座長・今田の存在があってこそ。「そうそうたる皆様なので…座長としてできることは本当に少ないと思うのですが」と謙遜しつつ「やなせさんの作品が明るく前向きで温かいからこそ、現場もそうでありたい。自分も常に穏やかで心広くありたいと思っています」と力を込めた。31日から始まる「あんぱん」。温かな空気の中で培われた今田の“ナチュラルなヒロイン”に注目だ。

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