尾上松緑、神田松鯉、坂東亀蔵が講談シリーズ3作目に気合 松緑「歌舞伎と講談の世界が融合できるように」

[ 2025年3月27日 21:00 ]

<四月大歌舞伎「無筆の出世」>取材に応じた(左から)坂東亀蔵、尾上松緑、神田松鯉
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 歌舞伎俳優の尾上松緑(50)が27日、都内で本紙などの取材に応じ、歌舞伎座「四月大歌舞伎」(4月3日初日)で上演する新作歌舞伎「無筆の出世」について語った。

 本作は人間国宝で講談師の神田松鯉(82)と手がける講談原作の新作歌舞伎の第3弾。「荒川十太夫」「俵星玄蕃」に続く作品で、初めて赤穂義士ではない題材の演目となる。松鯉は歌舞伎座史上初めて1カ月通して出演する講談師となる。

 松緑は「無理のないように歌舞伎と講談の世界が融合できるようにもろもろ打ち合わせをしている」と演出の一端を明かした。

 文字が書けない主人公が酒癖の悪い主人の元からから出奔し出世し、のちに受けたあだを恩で返すという一風変わった内容。松鯉が田辺南鶴の速記本から書き起こし、1982年にネタおろしを行った。「こういう生き方があるのかと胸がときめいた。こんなに美しい物語を講釈師は紡いできたのかと。人間みんなで認め合うように争うのではなく、競い合えばいいんじゃないのか。そういうふうに思うようにしています」と作品の良さを力説した。

 公演の水曜日3日間は盟友の坂東亀蔵(46)が主人公の治助を演じ、松緑が夏目左内を勤める。亀蔵は「最後のシーンが恩を売っているように見せないのが難しい」と大役について説明。コンビを組む松緑については「世間的に怖いイメージがあるかもしれないけど、優しくて“付いていけば大丈夫”というパワーがある」と信頼を寄せた。

 一方の松緑も「作中で左内は一番かっこいい役になっている。左内に関してはかっこよくやりたい」と意気込んだ。4月25日まで。

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