「御上先生」松坂桃李 生徒役・奥平大兼を「尊敬」 プロ魂に感服「自分も見習わなきゃと思わせてくれる」

[ 2025年3月16日 08:02 ]

日曜劇場「御上先生」第9話。御上孝(松坂桃李)(C)TBS
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 俳優・松坂桃李(36)が、TBS系日曜劇場「御上先生」で官僚教師を演じ、話題を集めている。日本の教育を変えるべく官僚を目指した熱い思いを胸に秘め、教師として生徒たちと向き合う姿が反響だ。29人の生徒たちと対峙する先生役として、共演者への印象を聞いた。(中村 綾佳)

 松坂演じる御上孝は、東大卒のエリート文科省官僚。新たに設けられた官僚派遣制度によって隣徳学院への出向が命じられ、3年2組の教壇に立つことになった。29人の生徒の担任として、生徒たちに「自分で考えること」の大事さを説く姿は、画面を通じて視聴者にも学びを与えている。

 29人の生徒の中で特に関わりの深いのが、俳優・奥平大兼演じる神崎拓斗だ。神崎は政治部の記者である父への反発から過去に「教師の不倫を暴いた学級新聞」を制作したが、新聞が原因で女性教師・冴島悠子(常盤貴子)は学校を辞めることになり、冴島の長女・真山弓弦(堀田真由)が国家公務員試験の会場で受験生を刺し殺す…という大事件に発展してしまう。

 御上は神崎に、「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」という「バタフライ・エフェクト」を教える。神崎は御上と関わることで成長していく…という様子が視聴者の心を揺さぶっている。

 松坂は奥平について、「たくさんの生徒がいる中で、1人だけ“別軸”を任せられている生徒の1人。プレッシャーも大きいと思いますが、それを見せないプロ魂をクランクインから現在まで一貫して感じています」と印象を語る。「シーンに合わせて温度感を変えてくれる子なので、それに呼応してこちらもお芝居が変わっていく。一緒にやっていて楽しい役者さんの1人です。奥平くんはきっとこれからいろんな監督やプロデューサーに呼ばれ、たくさんの現場を踏んで大きくなっていくのだろうと思います」と、若き俳優の奮闘に目を細めた。

 頼もしい一方で、撮影の合間には「年齢相応のかわいらしい部分も見せてくれる」という。「お芝居に対してすごく真摯(しんし)なので、ワンシーンごとに“ここはどうやったらいいんですか”と、ちゃんと口に出して言える。その正直な、まっすぐな向き合い方が本当に素晴らしいと思っています」とうなり、「僕が21、22歳ぐらいの時は、分からないことを恥ずかしいととらえていて、周囲に言えずに自分の中で秘めながら頑張って何とか乗り切ろうとしていたところがあった。それをちゃんと正直に、自分の意見をさらけ出すことができるのは本当に素敵なこと。自分も見習わなきゃと思っています」と、後輩の姿から学びを得ているようだ。

 奥平に限らず、実力派が集った生徒たちの演技を「一切無駄がない」と称賛する。

 「詩森(ろば)さんのおかげで、クランクインの段階で最終話まで台本がそろっていた。皆さんそれぞれが自身の役を理解して、放送ごとに点を打ち線としてつながるようにお芝居をされている。今のキャリアでそれをしていることが、本当に凄い。出しゃばることなく、それぞれが役になりきって『御上先生』を成立させるためにどうしたらいいかだけを考えて演技をしている。本当に尊敬しています」

 そんな生徒たちに、「飯田(和孝)プロデューサーもおっしゃっていましたが、この作品を踏み台にして、それぞれの作品に向けて羽ばたいていってほしい」と呼びかける。「ここで得た知識や経験、自分の中で“まだまだこういうことができたな”というような悔しい思いがあるなら、それを全部活かして次の作品につなげてほしい。きっと皆さんなら、僕が言わなくてもやるんだろうなと思っています。そして、その次の現場で得たもので、また皆さんの自己ベストを更新していってほしい。『御上先生』を超えるような自己ベストを更新しながら、次の作品に進んでいってほしい」と、若き俳優陣への期待を寄せた。

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