「御上先生」で描く内容 松坂桃李「地上波に意義がある」 社会に踏み込んだメッセージ性に思い

[ 2025年3月16日 08:00 ]

日曜劇場「御上先生」第9話。御上孝(松坂桃李)(C)TBS
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 俳優・松坂桃李(36)が、TBS系日曜劇場「御上先生」で文科省から派遣された官僚教師を演じ、注目を集めている。学園ドラマながら、地上波で放送する内容とは思えないほど社会問題に切り込んだメッセージ性が話題だ。松坂も「地上波で成し遂げたことに意義がある」と語る。その思いを聞いた。(中村 綾佳)

 「これほどまでにやる意義のあるドラマだと思ったのは、自分の中では初めてです」

 物語は「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」という意味の「バタフライ・エフェクト」がテーマ。生徒たちが自分一人一人の行動が社会にどう影響していくのかを、自問自答しながら成長していく人間模様が描かれている。生徒を通じて視聴者にも、社会について考えるきっかけを与えている。

 知らず知らずのうちに生じている男女格差や、ヤングケアラー問題、さらに女子生徒の生理にも踏み込んだ内容。松坂は「凄くメッセージ性が強くて、もしかすると“考え方が偏りすぎだ”と言われかねないような、周りからクレームが来てしまう可能性があるような…そういう作品を放送する意義を改めて実感しました」と率直な印象を明かした。

 同作を通じて感じたのは、役者としての使命感。「僕の仕事は、エンターテイメントをつくる仕事ではありますが、それと同時にその時代の世の中に何を投げかけていくか、どういうメッセージを込めて、見てくださる人たちに何を伝えることができるかを、改めて実感させてくれた作品でもある。これからの役者人生において、そういうものづくりを続けていきたい」と、自身に課せられた“使命”と向き合っているようだ。

 このドラマを「地上波で放送することに意味がある」と位置付ける。

「ここまでギリギリなワード、セリフ、描写を、“映画ではなく地上波のドラマでできる”という実績は、自分の中ではとても大きなこと」

 一方で「この作品がゴールだとは思ってません」といい、「メッセージ性とエンタメ性をちゃんと融合させて視聴者の方にお届けできる。このことは今後も続けていきたい」と願いを込めた。

 さまざまな問題と対峙してきた物語は佳境を迎えている。社会にはびこる問題に生徒たちはどのように向き合っていくのか。日本が抱えている問題を、視聴者である私たちもともに考えながら作品を楽しみたい。

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