にっぽんワチャチャ・高橋Yagura「渾身の新作ギャグ仕込んでます! 」 鋼の心臓を武器に聖地で起こす笑いの渦【ソロインタビュー連載第2回】
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5人組女性アイドルグループ「にっぽんワチャチャ」(通称ワチャチャ)が3月31日、結成5年の集大成となる日本武道館公演を行う。20年3月、新型コロナウイルス禍で世界が閉塞感に包まれていた中、大阪の3畳一間の事務所からスタートした彼女たち。厳しい状況でも、決してあきらめることなく「武道館」の目標を掲げ続けた。「NGなしアイドル」として全力で突き進んできたワチャチャは、夢の舞台を前に何を感じ、何を語るのか――。個性あふれるメンバーたちに1人ずつ迫るソロインタビュー連載。第2回は高橋Yaguraにスポットを当てる。また、取材後、結成メンバーの鈴木Mob.(もぶぴ)、そして2期生の中村Ameが武道館公演をもって卒業することを相次いで発表。仲間を送り出す現在の心境も聞いた。(「推し面」取材班)
――日本武道館公演が目前に迫っていますが、現在グループで頑張っていること?
高橋「武道館という大きな舞台でもお客さんに大爆笑していただけるように、日々ネタを考えています」
――どんなネタ?
高橋「一発ギャグです」
――差し支えなければ、どんなギャグか教えてください。
高橋「今のところ、自分がよくやっているのはこれですね。やります!
シャキシャキオニオン。シャキシャキオニオン。武道館の屋根の上で切ってみた。シャキシャキオニオン。シャキシャキオニオン」
――オオ(拍手)。武道館でも披露する予定ですか?
高橋「はい、そのつもりです!持ってこいのネタだと思っています」
――こういった一発芸を自分で考えるのは好きですか?それとも少しやらされている感じですか。
高橋「にっぽんワチャチャってお笑い特化型アイドルグループという位置づけなんですけど、なぜか私だけがお笑い担当みたいな感じで扱われています。なぜか私だけ…。なぜか…。なのでギャグを考えるのも『何かあったとき用』みたいな雑用感覚でやっています」
――昔から人を笑わせるのは好きだったんですか?
高橋「割と素でやっている部分が多いです。昔からこんな感じと言えばこんな感じです」
――奈良出身とのことですが、地元での経験が影響した部分は?
高橋「奈良の人は比較的控えめですが、高校生のときに大阪の学校に通っていたので、そこで結構揉まれました。大阪の子たちはすごい勢いがあったので、その影響を受けた部分は大きいです」
――武道館公演に向けて取り組んできたことを教えてください。
高橋「ライブを休んでポケモンカードの大会に出るアイドルとして、多くのポケモンカードプレイヤーの方々に認知していただいています。それを生かして、ピカチュウのカチューシャをかぶってチラシを配ったり、自主開催のポケカ大会を開いたり、カードショップで1日店長のイベントを行ったりしています。その場でグループのことを知ってもらう活動をしていますね」
――そうした活動が実際にファンの増加につながったことは?
高橋「はい!自主大会を開いた際に、そこで出会った方々が実際にファンになってくれて、武道館公演のチケットを買ってくれた経験もあります。そういうことが励みになりますし、さらにこの活動を広げていけたらと思っています」
――その活動が、グループの魅力を広める上で大きな力になっているんですね。
高橋「私は、本当に強くなりたいという気持ちでポケカを楽しんでいるので、真剣に頑張っている方々と同じ気持ちを共有できるのが嬉しいです。そういう共通点から、たくさん会話が弾むこともありますね」
――ポケモンに夢中になるきっかけは?
高橋「きっかけはお兄ちゃんですね。物心つく頃から家族みんなでポケモンのアニメを見ていました。特に当時は男の子向けのアニメという印象が強かったので、兄がいなかったら私もここまでポケモンにのめり込んでいなかったかもしれません。兄には感謝しています」
――推しているポケモンは?
高橋「エネコです。ピンク色のねこポケモンなんですけど、笑うと目がなくなっちゃう感じが特に可愛くて、それがたまらないんです」
――カードはどのカードが好きですか?大会で必ず使うようなカードがあれば教えてください。
高橋「好きなカードですかぁ…(悩)。強いて言うなら『ハイパーボール』1枚と『アーケオス』2枚です。この組み合わせが好きです。界隈では、『ハイパーボールアーケアーケ』って言うんですが、この時が一番楽しいんです!」
――ありがとうございます。では本題に戻して、昨年12月にアルバムを2枚リリースしました。その中でも「キミとクエスト。」は、グループの代表曲としてファンからも愛されている楽曲です。高橋さんは2期生として加入しましたが、この曲を初めて歌った時の感想や、ステージで披露した際の思い出を教えてください。
高橋「『キミとクエスト。』はにっぽんワチャチャのデビュー曲だと聞いていましたし、鈴木Mob.(もぶぴ)が作詞した、とても大切な曲だと教えてもらっていました。なので、加入当初はこの曲の世界観に自分の気持ちをしっかり乗せてパフォーマンスしようと思ったのを覚えています。今ではファンの方々にも一番人気の曲として愛されていて、実際にアンケートでも1位になった曲です。この先もずっと歌い続けていく曲なので、さらに磨きをかけたいです」
――この「キミとクエスト。」の推しポイントや好きなパートがあれば教えてください。
高橋「曲の冒頭でフォーメーションが五角形になっていて、前にいるのが(結成メンバーの)もぶ、渡辺Lili、遠藤Nozomi、その後ろに私と同期の中村Ameが入っていく形なんですが、そのフォーメーションがすごく印象的で好きですね。特に2023年11月のZepp Shinjukuのライブでのことが忘れられません。そのライブでは『キミとクエスト。』がラストの曲だったんですが、その前にサプライズで武道館公演決定の映像が流れて、メンバーみんなで涙してしまいました。
特にAmeがすごく泣いていて、呼吸も乱れてしまうくらいだったんです。そういう振り付けではなかったんですが、さりげなく彼女と手を繋いで支え合ったりしていました。武道館でも、もし彼女が泣いてしまったら、また手を繋ぐかもしれないですね」
――今回の武道館公演では、オープニングアクトとして他のアーティストや芸人さんも出演されると伺いました。この企画について、どのように感じていますか?
高橋「オープニングアクトはクラウドファンディングを絡めた新しい挑戦の形として行っています。以前、まだオープニングアクトへの出演条件を満たしていなかったアイドルグループとコラボ配信する機会があったんですが、その時にその方が『自分もにっぽんワチャチャの一員のような気持ちで武道館公演を成功させたい』と言ってくださったんです。
その言葉が本当に感動的で、私たちの挑戦を支えてくれる方々の気持ちをしっかり背負って、この残りの時間、自分にできることを全力でやりきりたいと思いました」
――幅広い層が集まる武道館でライブの魅力をどのように発信していきたいですか?
高橋「私が笑わせるので、任せてください!」
――なるほど(笑)。ハードルを上げますね。怖さはないんですか?
高橋「全然怖くないです!一発ギャグは滑ってなんぼ。シーン・・・となっても怖さなんてありませんから」
――では、改めて武道館公演に向けての意気込みをお願いします。
高橋「渾身の新作ギャグを仕込んで当日に臨みます!ぜひ期待してください!」
<追加分>
――結成当初からグループを引っ張ってきた鈴木Mob.さんが卒業を発表されました。発表を受けた心境をお聞かせください。
高橋「涙が止まりませんでした。家でベッドの中にいる時もお風呂に入っている時も泣いてた日がありました。今でも卒業後の事を考えるとふと泣いてしまいそうなくらい寂しい気持ちでいっぱいです」
――どのように残り期間を過ごしたいですか?
「『もぶちゃんおらな生きていかれへん』って本人に言ってるくらい寂しい気持ちですが、なんだかんだ普段のたわいもない話しで笑い合える日々が幸せなので、今を大切にしたいです。
――同期の中村Ameさんも武道館公演をもって卒業されます。
高橋「心の病気と戦いながら頑張っていたのは知っていたので、目標にしていた武道館ライブまで一緒に走ってくれてありがとうと伝えたいです」
――残りの活動期間をどうやって過ごしたいですか?
「武道館ライブまで怒涛の日々が続くと思うけど、人それぞれの頑張り方があるし、最後までたくさん笑うあめでいてくれたら嬉しいです」
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