32歳・鈴木伸之、令和の働き方に理解 「根性論の昭和」と「現代っ子」の狭間…役から学ぶ“仕事観”

[ 2025年3月4日 07:07 ]

火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」菅野尊医師を演じる鈴木鈴木伸之(C)TBS
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 昨年から個人活動に専念し、数多くの話題作に出演している俳優の鈴木伸之(32)が、今期ドラマで初の「外科医」役に挑戦している。初回に大反響を呼んだTBS系火曜ドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」(火曜後10・00)で仕事人間でクールな医師役を熱演。作品にちなみ、鈴木に自身の「仕事観」を聞いた。(中村 綾佳)

 26歳の研修医がベテラン医師たちの試練に立ち向かい、医師として女子として人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語。鈴木が演じているのは、主人公・まどかを指導する「ストイックでクールな外科医」菅野尊。仕事人間であるが故に、自分にも研修医にも厳しい面があるが、時折優しい笑顔を見せることも…という役どころ。

 鈴木は19年放送のフジ月9ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」で整形外科医を演じたが、手術シーンなどの「より医療現場に踏み込んだ」役柄は初めて。医療についてのレクチャーを受け、独自に勉強を行い「僕の中で大きな財産になりました」と笑みを浮かべる。

 勉強した知識を生かして、ドラマでは「研修医が憧れる」外科医を見事に表現している。作中では、研修医時代でも帰れなかった“根性論”はこびる昭和を生きた医師と、きっちり定時で帰宅する“どこかお気楽”な研修医との意識の違いも描かれているが、鈴木はこの違いをどのように見ているのか。

 「僕は今、32歳で、昭和の“ド根性世代”でもなければ、令和の“今どきの子”よりもちょっと上。答えのないところに存在しているなと感じています。仕事に人生を全振りしているわけでも、プライベートに全振りしているわけでもない。どっちつかずな感じもしています」

 今の30代は、昭和の先輩に鍛えられながらも、その道中では「働き方改革」によって仕事にブレーキをかけざるを得ない状況に置かれた世代。鈴木もその空気を感じているといい、「仕事をもっとしたいけれど、居心地のいいところにいたい…と、そういうところで揺れている」と自身の思いを明かした。

 演じる「菅野先生」も、昭和世代の医師と若い研修医のちょうど間にいる指導医という立場。「両方の気持ちが分かる人物と捉えています」といい「昭和世代のストイックさ・根性でやって来た部分と、研修医たちのプライベートも大切にしながら仕事にも向き合っていく現実的な考え方、両方を理解しながら、どっちにも加担過ぎることなく向き合っていくのが僕のキャラクターなのかなと思っています」と分析した。

 鈴木にとって、このドラマは「自分自身の中に答えを求めていく材料になりそうな作品」だという。「外科医は、命を救ってくれる最後の機関。そこには緩めてはいけない責任感がある。ドラマでもそれを感じていて、誠心誠意、人と向き合うことの大切さを“菅野先生”から教えてもらっている」と、役との出会いに感謝した。

 初共演となった主演・芳根京子についても「芝居に対してストイックで、作品に向き合う姿勢からメラメラと炎を感じるようなまっすぐさがある」といい「凄く勉強になることばかり」と、学ぶ姿勢を忘れない。芳根演じる“どこかお気楽”な研修医・まどかが人として医師として成長していく姿に「凄く背中を押される」としみじみ。「真っすぐに突き進んで挑戦していく姿は、すごく美しいなと思います。視聴者の皆さんにとっても、この作品が人生の縁の一つになればすごく嬉しいです」と願いを込めた。

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