【王将戦】永瀬九段の受けの決め手△3三歩

[ 2025年2月17日 05:00 ]

ALSOK杯第74期王将戦7番勝負 第4局第2日 ( 2025年2月16日    大阪府高槻市「摂津峡 花の里温泉 山水館」 )

第4局第2日【A図】
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 【関口武史 明暗この一手】永瀬の封じ手は△1三香。必然の▲3四飛に△3三銀が一晩考えた強い受け。2日目午前の焦点は後手の7~9筋の飛角桂香の4枚の活用ができるかどうかとなった。

 藤井の▲3五角は素朴な金取りだが、駒の効率が落ちている永瀬は受けにくい。急所に見えた4七の歩を成り捨てる△4八歩成~△4四歩がバランスを保つ受けだった。

 小康を得た永瀬は待望の△7四角。理想は△9六角▲6八金△6五桂▲同歩△7七香成のさばきで、実現すれば視界良好だ。続けて永瀬は角の活用を含みに△1八飛と逆サイドからの攻防手で流れを引き寄せる。

 藤井は▲4四角と飛び出したいが△4七歩の切り返しが痛い。永瀬は複雑な条件設定が絡み合う局面をつくり藤井の焦りを誘った。藤井の▲4三歩に対し△5二金と耐え▲3四銀に△3三歩(A図)が受けの決め手。続けて▲5三香が厳しい追撃で△3四歩と取ると▲5二香成で受けなしになる。一見困ったように見えるが、再度の△6二金のかわしが絶妙。藤井の攻めは切れている。

 数手後に△5一飛と銀を取り、待望の反撃に転じた。△6九銀~△4八飛成で先手王は追い詰められ、最後は活用術が懸案だった角が△9六角と飛び出し藤井王を仕留めた。(スポニチ本紙観戦記者)

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