王将戦第4局前夜祭・永瀬九段 山水館名物を「藤井王将が食べるかも注目」

[ 2025年2月14日 19:00 ]

前夜祭で参加者と写真に納まる永瀬拓矢九段(左)と藤井聡太王将
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 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負の第4局が大阪府高槻市の「山水館」で15日から始まるのを前にした14日、同市内の「ホテルアベストグランデ高槻」で前夜祭が行われた。関係者を含め約150人が来場。万雷の拍手で迎えられた両対局者は、それぞれ熱い意気込みを語った。

 藤井は対局場となる山水館について「静かな環境で素晴らしいところ」とし、「明日からの対局では集中して、一手一手考えて指したい」と意気込んだ。あいさつ冒頭ではマイクの電源が入っていないハプニングなどがあり、「(マイクを)持った方がいいですか?」と苦笑する場面もあったが、会場は和やかな雰囲気に。高槻といえば新しく誕生した関西将棋会館だが、藤井の対局はまだなし。「中継を見ていると食事のメニューが豊富で充実しているので、そちらも楽しみにしたい」と話していた。

 検分の前にはJR高槻駅前を訪れ、将棋の駒のポストなどを見学した両対局者。永瀬は「将棋のまちを実感しました」とうなずいた。山水館を訪れるのは第70期以来4年ぶり。「イノシシやキジの剥製があり、訪れた際には見ていただきたい。イノシシ、キジの鍋は名物ということで前回チェックしていましたが食べていないので、藤井王将が食べるかも注目。私も機会があればいただきたい」とし、会場を笑わせた。あすからの対局については「頑張ります」と力を込めた。

 練習対局を何度も重ねてきた藤井、永瀬が初めて2日制で盤を挟むタイトル戦。第3局は攻勢ながら不安定な陣形の藤井に対し、永瀬が守りを固めつつ攻撃のタイミングを図る展開に。途中千日手の可能性もあったものの、藤井は回避して永瀬の攻撃をかわす。永瀬も粘りの手を繰り出したが、藤井に軍配があがった。

 勝負の分かれ目とされるのが、永瀬が113手目に指した▲4四桂。相手の銀を取り込む自然な一着だったが、評価値上では、永瀬優勢だったところから▲4四桂で逆転した。113手目でAIが示した最善手は▲6二銀不成。相手の銀を取るのではなく、自らの銀を捨てて攻め込む普通なら浮かばない手だったこともあり、終局後にはSNSで話題となった。

 3連勝で王将4連覇に王手をかけた藤井に対し、崖っぷちに立たされた永瀬。勢いそのままに藤井が制すか、永瀬が意地の1勝を返すか。注目の対局があす、始まる。

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