「虎に翼」台詞死→イマジナリー多岐川“遺言&変顔”桂場も涙…ネットもらい泣き「眼光鋭い」滝藤賢一絶賛

[ 2024年9月13日 08:15 ]

連続テレビ小説「虎に翼」第120話。多岐川幸四郎(滝藤賢一)は一家団らんのひと時に…番組公式X(旧ツイッター)(@asadora_nhk)から

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は13日、第120話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 第120話は、不起訴処分となった汐見薫(池田朱那)は出自を隠してきた崔香淑/汐見香子(ハ・ヨンス)に怒り、距離を置いていたものの、大学には真面目に通うように。病が進行した多岐川幸四郎(滝藤賢一)の元に小橋浩之(名村辰)稲垣雄二(松川尚瑠輝)ら懐かしい顔ぶれが集まる。厳罰化に反対の多岐川は最後の力を振り絞り、桂場等一郎(松山ケンイチ)の元に少年法改正反対の意見書を届けようとし…という展開。

 1970年(昭和45年)6月、多岐川邸。

 薫は恋人と破局した。原因は出自。「危なかった。よかった。結婚する前にどうしようもない男って分かって」。佐田寅子(伊藤沙莉)も「その通りよ。別れて大正解」と語った。

 小橋と稲垣は汐見圭(平埜生成)と結婚した香淑と初対面。香淑は「薫の前で崔香淑を取り戻してみたい」。小橋と稲は驚いた。

 汐見「長い間黙っていて、ごめんなさい」

 稲垣「謝らないでください。そうしてしまう気持ちも、悲しいけれども分かるから」

 小橋「でも実在してよかったよな。ずっと、汐見さんは女房に逃げられたのを隠しているか、実在しないんじゃないかって話してたんだ」

 多岐川「(稲垣と小橋を抱き締め)和歌山家裁所長、鹿児島家裁所長。遠い所、わざわざありがとな」

 法務省の少年法改正要綱を読み、多岐川は意見を述べる。

 「法務省の少年法改正。青年層の設置による年齢引き下げ、家裁の刑事裁判化など、現少年法の基本的構造を変えることに、我々は反対する。刑罰を科して、執行猶予を付けておしまいではなく、保護処分により、家裁の人間と、己と向き合い、心身の調和を図る方が適切。再犯を防げる場合が極めて多い。非行少年の、更生のため、愛をもって実務に携わる我々は、強く、望む」

 多岐川は桂場に電話をかけた。

 多岐川「相変わらずふてぶてしいな」「少年法改正反対の意見書、いや抗議文の草案をみんなで作成したんだ。だがあいにく、俺は体の自由が利かん。だから来い」

 桂場「申し訳ないが、その時間は取れそうにない」

 多岐川「このどケチ!仏頂面野郎!」

 韓国で暮らしている香淑の兄・崔潤哲(ユン・ソンモ)が来日し、多岐川邸へ。薫が多岐川に頼み、連絡を取った。潤哲は汐見、妹と再会。食事を共にした。

 久藤頼安(沢村一樹)が多岐川の訃報を桂場に伝える。「(多岐川の意見書を)まだ読んでいないなら、じっくり目を通して」。冊子を開くと“イマジナリー多岐川”が現れた。

 「頼んだからな、桂場!」と変顔も。桂場の目に涙が滲んだ。

 SNS上には「イマジナリー多岐川さん」「イマジナリータッキーw」「桂場さんの涙はグッときちゃう」「なんて、この人らしい」「多岐川さん、身体は衰えるとも眼力は衰えず。最期まで広く愛を貫き通した方であった」「滝藤さんと松ケンさんに涙が止まらない」「滝藤さんの鬼気迫る演技が素晴らしい」「弱り切っていても眼光だけ鋭い滝藤さんの演技、凄い」などの声。視聴者の涙も誘った。

 16日から第25週「女の知恵は後へまわる?」に入る。

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