「よりノイジーな存在に」…セブセンHUYA見失った夢を再び追いかけて【ソロインタビュー連載第2回】

[ 2024年9月11日 11:00 ]

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 男性7人組ダンスボーカルグループ「SE7ENTH SENSE」(セブンスセンス、以下セブセン)が8月13日にリリースした初のCDシングル「ミッドナイト・プリンセス」でオリコンデイリー1位、ウィークリーで3位を獲得した。デビュー2年目にして好調なCDデビューを果たした7人にはどんなセンス(才能)が秘められているのか。怒涛の7日間連続ソロインタビューでその魅力に迫る。第2回は、HUYAが登場します。

――初めてのシングルでオリコンデイリー1位、ウィークリーでも3位を収めたということですが、手応えはいかがですか。
HUYA「初めてのリリースイベントでこの3カ月色々なところに行ったんですけど、ファンのみんなの力をひしひしと感じてるし、俺たちの団結力も凄い上がってきたと思っています。素晴らしい結果を残し、初めてのものを達成できた一方で、その次にセブセンがどう進化していくのかというハードルも感じています。次のステージの扉が開いて、嬉しい気持ちと同時に、責任感や燃えている部分がありますね」

――「ミッドナイト・プリンセス」はどのような曲で、自身がこだわっているポイントはありますか。
HUYA「この曲は、王子様のキラキラしたイメージを表現していますが、個人的にはディズニー映画を見たことがあまりなくて、おとぎ話に出てくる女の子が憧れるような王子様のような世界観は自分のルーツにはなくて。だからこの曲を歌うにあたってディズニー映画を初めて見ました。『ラプンツェル』や『魔法にかけられて』とか色々見て勉強しました。王子様の優しさの中にある芯の強さを、歌声や立ち振る舞いで表現したいと思って意識しました」

――MVについてもお聞かせください。気に入っているポイントはありますか。
HUYA「気に入ってるというより、おもろい部分です。♪Blue sky 今日も捧げよう 君が笑顔になる (Flower)――と僕が歌うパートがあって、実際にお花を指差してめっちゃどや顔で歌ってるんです。このカット、おもろ!みたいな(笑)」

――セブセンに加入した経緯について伺えますか。
HUYA「セブセンがデビューする4年半ぐらい前にアイドル活動をしていて、音楽に触れていた時期はすごい長いんです。以前アイドルを辞めた時に本当はもうアイドルをするつもりはなかったんです。全く。自分の中で一度諦めて、その後はバンドやラップで音楽を作り続けてはいました。そうした中、セブセンがデビューする4カ月ぐらい前に、メンバーのTAICHIくんに誘われたんです。彼とは前のアイドルグループのチームメイト(メンバー)というつながりがあって、これも1つの縁だなって思ったんです。そして、自分が思っていたよりも、アイドルとして過去にやり残したこと、成功したかったという後悔が意外と自分の中に引っかかっていることに気づいたんです。『もう一度アイドルする気ない?』と言われた時、そういう気持ちの自分に再び出会えました。アイドルとして自分が納得できるまでやり抜くべきだという使命感が不思議と湧いてきました」

――過去のアイドル活動で消化不良だった部分はどこですか。
HUYA「当時、日本武道館に立つといったさまざまな夢を抱いていたのですが、あるきっかけから夢が見えなくなってしまったんです。それが本当は諦めきれてなかったんですね」

――セブセンというグループの差別化ポイントはどこにありますか。
HUYA「メンバー全員がそれぞれ異なるバックグラウンドを持っていて、自分もラッパーやバンドを経験しています。個性がもの凄く強い人たちの集まりです。1人1人、尖っている部分もあれば、できないこともあります。強みと弱みがそれぞれある中で、メンバーが自然に補い合って様々な世界を表現できるグループです」

――ご自身がこのグループで自覚している役割はありますか。
HUYA「自分で曲を聞くと、良くも悪くもアクが強いんです。尖っているというか、ノイジーというか。そういう存在になれているのかなと思っています」

――この夏体験したとっておきのエピソードを教えてください。
HUYA「東京サマーランドでライブした時に、空き時間にめっちゃプール入りたくて。夏なんで。それで無駄に水着を2着ぐらい持ってノリノリで向かったんですよ。そしたら、メンバーのみんながライブで疲れちゃったのかノリが悪くて。1人でプールに入りました(笑)周りは家族連れやカップルで泳いでいて、俺1人でポチャン…って。メンバーと休み時間にプール入ろうぜって話は事前にしてたはずなんですけどね。まあ、気持ちはよかったですよ。ヤバかったっすね」

――9月17日に新宿FACEで行われるななフェスvol.3はどのようなステージですか。
HUYA「この3カ月間のリリースイベントを通じて、俺らのライブのクオリティや空気感、絆が深まりました。一皮も二皮もむけたセブセンを見せられるはずです。また、新曲の披露も予定しているので、ぜひ楽しみにしてください」

――最後にグループと個人の目標をそれぞれ教えてください。
HUYA「グループとしては、まず11月から始まるツアーを成功させ、武道館という大きな目標に一歩ずつ近づきたいです。個人としては、もう一段階スキルと人間性の両方をさらに磨き、グループの成長に貢献したいと考えています。よりノイジーに、より順応するように。めちゃくちゃ振れ幅のある人間になっていきたいです」

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