「虎に翼」百合さんナレ死 竹中記者“お嬢ちゃん呼び”せず寅子と別れ…ネット悲痛も「穏やかな笑顔」

[ 2024年9月9日 08:15 ]

連続テレビ小説「虎に翼」第115話。佐田寅子(伊藤沙莉・左)は星百合(余貴美子)の背中をさすり…(C)NHK
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 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は9日、第116話が放送され、最終章に突入した。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 第116話は1963年(昭和38年)12月、佐田寅子(伊藤沙莉)たちは8年にも及ぶ「原爆裁判」を終えた。1968年(昭和43年)、多岐川幸四郎(滝藤賢一)は病を患い、治療に専念している。寅子が見舞うと、多岐川は「少年犯罪の厳罰化」を求める声が高まっていることを気に掛け…という展開。

 「原爆の使用を世界で初めて違法としたこの判決は、その後、世界で注目を集め、被爆者への国の支援を法制化する根拠の一つとなっていきます」(語り・尾野真千子)

 竹中次郎(高橋努)は記者人生初の著書「原爆裁判」を完成。去り際、寅子に「また、どこかでな。佐田判事」。お嬢ちゃん呼びはしなかった。

 原告側は控訴せず、判決が確定。山田よね(土居志央梨)轟太一(戸塚純貴)岩居(趙珉和)は原爆被害者救済弁護団を結成した。よねは寅子に酒を注ぎ「黙って飲め」――。

 星航一(岡田将生)は「上げた声は、判例は、決して消えない。寅子さん、苦しいことは分け合いながら、これからも、もがきながら一歩一歩です」と手を取り合った。

 午後1時半。星百合(余貴美子)は朝食の支度に取り掛かる。寅子と航一は百合を散歩へ連れていく。

 「百合の認知症はゆっくりと進み、この2年後に家族に見守られて、亡くなりました」(語り)。

 SNS上には「百合さん…(涙)」「お散歩に誘われて笑顔に」「百合さんの最期が穏やかであったことを願う」「百合さんのラストシーンが穏やかな笑顔でよかった」「あらためて、余貴美子さんの演技が素晴らしかった」「竹中記者、素晴らしい去り際。まさに老兵は死なず」「よねさんが歩み寄ってくれた。それだけで泣ける」などの声。悲しみに包まれた。

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