「24時間テレビ」今年も「サライ」締め 昨年10月に谷村新司さん死去も思い引き継ぐ

[ 2024年9月1日 20:54 ]

「サライ」を歌う堀内孝雄(左)と武田鉄矢(日本テレビ提供)
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 日本テレビ系「24時間テレビ47」(31日後6・30~1日後8・54)がエンディングを迎え、「サライ」を合唱した。

 チャリティーランナーを務めたやす子が両国国技館で無事にゴール。やす子とともに出演者全員で歌った。昨年10月、曲の生みの親である谷村新司さんが74歳で他界したが、伝統を引き継ぎ、今年も同曲で締めた。

 谷村さんは長年音楽を通してチャリティー活動に熱心に取り組んできた。1995年、阪神大震災発生時にはアリス発足の地である神戸で復興ライブを決行。集めたお金で被災地の子供たちにギター500本を贈ったことも話題になった。また、2011年東日本大震災の折にも、雨が降る中でもトラックをステージに歌い続けた。

 「サライ」は、1992年の24時間テレビで視聴者から集まった歌詞を集めて曲を完成させる、という企画の中で生まれた。番組には9000通もの歌詞が届き、無謀な挑戦とも思われたが、歌を共作した憧れの人、加山雄三への想いを胸に曲を作り上げた。

 タイトルの「サライ」はペルシャ語で、砂漠で出てくるオアシスや宿を指す。「故郷(ふるさと)」のイメージを重ねて作ったといい、番組のエンディングで出演者全員の合唱により視聴者に届けられた。その後、32年間歌い継がれている。

 この日は、歌手の堀内孝雄(74)と俳優の武田鉄矢(75)が生出演。東京・両国国技館で、名曲「サライ」を歌唱した。

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