橋下徹氏 兵庫知事問題で百条委設置に反対した維新は「ブレブレ。今、不信任に同調する理由を考えている」

[ 2024年9月1日 13:55 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が1日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。斎藤元彦兵庫県知事(46)を巡る疑惑告発文書問題についての日本維新の会の対応に言及した。

 日本維新の会の藤田文武幹事長は8月31日、斎藤氏の疑惑告発文書問題への対応について、9月6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)での斎藤氏の答弁内容を踏まえ、不信任決議案を出すかどうか「最終判断する」と表明。斎藤氏の不信任案提出については「可能性はゼロではない」と述べた。6日は贈答品受領疑惑と、文書を公益通報として扱わなかった対応を尋問予定で、維新は終了後に再協議する。

 百条委設置時に維新は反対に回ったが、姿勢に変化が見られており、8月30日のパワハラ疑惑に関する尋問では維新県議の委員が「職員とコミュニケーションが足りず、思いやりもない。人望もない」などと斎藤氏を厳しく追及している。

 橋下氏は「パワハラとかおねだりの問題が凄く取り上げられて、事実解明が重要だと維新の会が一生懸命に言っていますけれども完全にピント外れです。そこじゃないんです。問題は、この斎藤知事の今回の権力の行使の仕方です。告発が出た時にそれに対して当事者である自分たちが調査をして、自分たちが告発をつぶしにいった。これは明らかに政治的にアウトなんだけれども、どうも維新はパワハラとかおねだりの問題にしてしまってピントが外れている」と指摘。

 フジテレビ政治部長で解説委員の松山俊行氏が「維新の対応、いろいろな人の発言がブレていますけれども、斎藤知事に対してどういう処分が必要だと考えますか?」と聞くと、「議会が不信任決議を出して、斎藤さんは異議があるんだったら議会を解散して民意を問うと。でも維新はブレブレです。事実解明が優先と言っておきながら、不信任が出てきたら、さすがに信任とは言えないから今、一生懸命に不信任に同調するような理由を一生懸命に考えて判断を先延ばししている状況だと思う」と自身の見解を述べた。


◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目

(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任
(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い
(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた
(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った
(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた
(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた
(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

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