「光る君へ」道長の寿命10年と交換!80歳・晴明“決死の雨乞い”にネット沸く「流石ミュージシャン」

[ 2024年8月4日 20:45 ]

大河ドラマ「光る君へ」第30話。雨乞いを行う安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)(C)NHK
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 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は4日、第30話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛~僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石静氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。

 第30話は「つながる言の葉」。藤原宣孝(佐々木蔵之介)を亡くしてから3年、まひろ(吉高由里子)は四条宮の女房たちに和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中の話題に。ある日、歌人・あかね(泉里香)が現れ、まひろは彼女の自由奔放さに心惹かれるのだった。一方、ききょう(ファーストサマーウイカ)の「枕草子」が宮中で流行。一条天皇(塩野瑛久)は「枕草子」を読んでは亡き藤原定子(高畑充希)を想う。藤原道長(柄本佑)は気を揉み、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に相談し…という展開。

 寛弘元年(1004年)夏、都は干ばつに襲われた。

 一条天皇も雨乞い。藤原実資(秋山竜次)は「帝が御自ら雨乞いをなさるのは、200年ぶりのことであったのだが」と汗を拭った。道長は隠居した晴明を訪ねた。

 晴明「何を下さいますか。私だけがこの身を捧げるのではなく、左大臣様も、何かを差し出してくださらねば、嫌でございます」

 道長「私の寿命を、10年やろう」

 晴明は刀を抜き、祈祷を開始。「竜神、広くあつく、雲をつ~くり、甘雨をく~だし給え。ジャッ」「民の乾きを、う~るおし給え」。独特の節回し。ついに雨が降り始めた。

 力尽き、倒れた晴明も雨に打たれる。従者・須麻流(DAIKI)は涙。道長は安堵した。

 安倍晴明は921年(延喜21年)生まれとされ、この回の劇中は80歳以上とみられる。

 一連のシーンは約4分。SNS上には「安倍晴明、雨乞い前よりグッと老けた…ホントに命を削った雨乞いだったんだな」「流石、ビンゴボンゴ(かつてユースケが所属したロックバンド)」「ここぞとばかりにミュージシャン性を発揮する晴明様」などの声。反響を呼んだ。

 晴明の雨乞いは、陰陽道指導・高橋圭也氏が持つ資料や意見を基に、芸能考証・友吉鶴心氏、所作指導・花柳寿楽氏、この回の演出担当・中島由貴監督が話し合って生まれたドラマオリジナルの祈祷。当時の陰陽師の祈祷にあった要素を高橋氏から聞き「晴明の流儀で行う雨乞い儀式」を作り上げた。

 来週8月11日はパリ五輪・レスリング中継(後7・30~8・55)のため、再び放送休止。次回は18日に第31話「月の下で」がオンエアされる。

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