橋下徹氏 体操・宮田のパリ五輪辞退で“矛盾”指摘「未成年者喫煙・飲酒=不良という固定観念で…」

[ 2024年7月19日 22:15 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、飲酒と喫煙が確認されたためパリ五輪出場を辞退した体操女子の主将・宮田笙子(19=順大)についてコメントした。

 宮田は代表行動規範に違反する喫煙の疑いでチームを離脱。この日、日本体操協会が都内で緊急会見を開き、宮田との事実確認を経て、パリ五輪出場辞退を発表した。6~7月に喫煙は東京都内で、飲酒は北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)宿泊棟で行われたことが判明した。

 橋下氏は、会見で宮田が所属する順大・原田睦巳監督(日本代表コーチ)が涙をぬぐう場面があったと報じたスポニチの記事を取り上げ、「未成年者喫煙・飲酒だけで代表資格をはく奪するのは違うと思う。これはこれまで未成年者喫煙・飲酒=不良という固定観念で安易に出場辞退を迫ってきたツケ」と投稿。

 そして未成年の喫煙・飲酒が禁止されている理由は「他者加害の危険性を除去するという刑罰一般の理由ではなく、自己加害から守るパターナリズム。つまり未成年者本人の身体を守るために禁止にしているに過ぎない」とし、「だから未成年者には罰則の適用はない。未成年者に『喫煙・飲酒させた側』を罰するのみ。未成年者本人を守る法律に反したからといって未成年者の人生を棒に振らせるのは矛盾」と持論をつづった。

 これまでは喫煙・飲酒した未成年が「不良扱い」されていたが、「本来は本人の体を心配しての説諭と、未成年者が簡単にタバコや酒を手にすることができる社会システムを批判すべきであった」とした。

 22年の民法改正で成年年齢が20歳から18歳に変わったが、喫煙と飲酒は従来通り20歳から。橋下氏は「結局民法の成年概念18歳と、喫煙・飲酒・ギャンブル・少年法の成年概念20歳がずれていることが問題」とし、19歳の宮田を成年とするなら「喫煙・飲酒も自由のはずだ」とも。

 そして宮田の問題については「ただし今回は単なる未成年者の問題ではなく、トレーニングセンター内での飲酒を問題としているなら、これは未成年・成年は関係ない。代表選手として、トレーニングセンター内で禁じられている飲酒行為をやってしまった場合のペナルティの問題。単純な未成年喫煙・飲酒問題として、喫煙・飲酒くらいで代表資格を奪うな!という論で収まるものではない」と説明した。

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