Netflixと5年契約 磯山晶氏、どんな人? 異色の経歴持つ「地上波ヒットメーカー」

[ 2024年7月11日 15:09 ]

NetflixJapan公式X(@NetflixJP)から

 米国のコンテンツ・プラットフォーム「Netflix」が11日、日本公式SNSを通じ、6月にTBSを退社した磯山晶プロデューサー(56)と5年契約を結んだことを発表した。磯山氏は今年1月から3月まで放送されたドラマ「不適切にもほどがある!」を手掛け社会現象を巻き起こしたが、今年6月にTBSを退所。フリーのプロデューサーとして活動していくことが発表されていた。

 Netflixはこの日、「5年間に渡り、磯山晶と新作シリーズ・映画を複数製作し、独占配信します!」とSNSを通じて発表した。

 「TBSのヒットメーカー」として知られている磯山氏は、実は異色の経歴の持ち主。1990年、TBSに入社し、あこがれていたドラマ部に配属されたが、ADの仕事ができず、向いていないことに気付いた。そこで「高校時代に描いていた」という漫画を描いて新人賞に応募。その結果、賞を受賞して漫画家デビューを果たした。

 漫画家として「プロデューサーになりたい」という作品の連載を始めると、局内でも話題に。磯山氏は同局の公式サイトで「独自の表現媒体を持ったことで他の社員にはない強みができたのはよかった」と当時について記している。

 その後、96年の連続ドラマ「キャンパスノート」でプロデューサーデビュー。磯山氏プロデュース、宮藤官九郎脚本のタッグで作り上げた「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「木更津キャッツアイ」(02年)、「タイガー&ドラゴン」(05年)のほか「空飛ぶ広報室」(13年)など多数のヒット作を手掛けた。チーフプロデューサーを務めた「俺の家の話」(2021年)では芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。プライベートでは、既婚者で夫はTBSの幹部社員。

 今春には社会現象を巻き起こした「不適切にもほどがある!」を手掛け、「第50回放送文化基金賞」ドラマ部門で奨励賞、「第61回ギャラクシー賞」テレビ部門特別賞&マイベストTV賞の2冠を受賞。「第40回ATP賞テレビグランプリ」など12冠を達成するなど、高い評価を得た。

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