古市憲寿氏 高齢ドライバー問題の議論で“ゾーン30”提案「街中での速度を30キロ以下に限定」

[ 2024年7月11日 11:55 ]

フジテレビ
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 社会学者の古市憲寿氏(39)が11日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。高齢ドライバーによる事故について言及した。

 高齢ドライバーによる事故は相次いでおり、9日には、千葉県市原市の市道交差点で、近くの保育所の園児4人と引率の20代男女の計6人が軽乗用車にはねられた。男児(3)が頭の骨を折る重傷、他の5人は軽い打撲や擦り傷を負った。県警は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、運転していた同市の無職の女(74)を現行犯逮捕した。県警によると、軽乗用車が右折しようとし、園児らは青信号で横断歩道を渡っていたとみられる。田中容疑者は「ブレーキが間に合わなかった」と供述、県警が詳しい状況を調べている。

 2015年に約949万人だった70歳以上の運転免許保有者は、23年には約1362万人に増加している。」

 番組では、高齢者講習制度の詳細や、同講習を受講する高齢者の様子などを放送した。 

 古市氏は、「街は変えなきゃいけないと思うんですね。車って別に昔からあるわけじゃなくて、本格的に普及してせいぜい50年くらいなわけですよ。だから当然、例えば、今90歳の方たちって、子供の頃は車がなかったわけですよね。車なしで生活していた。日本が車全体の社会に変わってしまったので、これをある種、戻していく必要があると思うと持論を展開。

 また、車の制限速度について「今、ゾーン30とかって言いますけど、基本的に車って(時速)30キロ以下で運転していれば、事故は起きますけど死亡事故にまでならない可能性が凄い高いんですね。そもそも車で街中での速度ってのを30キロ以下に限定しちゃうとか、そういう仕組みを変えられる部分もありそうだと思う」と自身の考えを話した。

 「ゾーン30」は、区域(ゾーン)を定めて最高速度時速30キロの規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑制等を図る生活道路対策。

 これにコメンテーターのカンニング竹山が「でも30キロ以下にしたら全員30キロ以下になっちゃう」と言うと、フジテレビ解説委員の風間氏は「ヨーロッパはそういうやり方をしている、市街域に入ったら一律30キロで、そこから外に出たらスピードを上げていいという徹底したやり方も一つある」と指摘した。

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