古賀六段 B級2組で白星発進 藤井王将も届かなかったC級2組からの連続昇級を昨年度達成

[ 2024年6月12日 23:13 ]

古賀悠聖六段
Photo By スポニチ

 将棋の古賀悠聖六段(23)が12日、大阪・関西将棋会館でB級2組順位戦の1回戦に臨み、北浜健介八段(48)に102手で勝利した。古賀は藤井聡太王将(21)=8冠=も果たせなかった、順位戦の最下位クラスC級2組からの連続昇級を昨年度達成した新鋭。藤井は四段昇段後、初の順位戦参加となった17年度はC級2組から1組への昇級を決めたが、翌18年度は9勝1敗の好成績も31位の順位が響き、2人のB級2組への昇級枠に食い込めなかった。

 また古賀は4月、コロナ禍が明けて5年ぶりに開催された詰将棋解答選手権でも初優勝した。15年から5連覇した藤井の後継王者となり、その動向が注目されていた。

 先後はあらかじめ北浜の先手に決まっており、戦型は振り飛車党・北浜の向かい飛車へ進んだ。穴熊を目指した古賀に対し、北浜は高美濃囲いから39手目、右桂を5段目へ跳ね出して急戦を仕掛けた。

 不十分な囲いのまま戦いへ突入した古賀だが、逆に北浜の右桂をターゲットに反撃開始。70手目、飛車をようやく成り込むと直後の72手目、35分の考慮でその竜を北浜陣の高美濃を支える1段目の金と刺し違えた。詰将棋解答選手権で示した終盤力を早速、実証するような切れ味。

 古賀は小学4年から奨励会入会後も、福岡県大野城市の福岡将棋会館に通った。同館長で指導棋士五段、王将戦観戦記者でもある関口武史さんは順位戦開幕前、「相手が強豪ばかりなので(10局中)5勝できるかどうか…」と古賀が不安がっていたと明かす。同時に、1日制最長の持ち時間6時間、先後があらかじめ決まっている順位戦の対局環境が合っているとも指摘。「古賀六段の今後を見据えても、大切な1年になる気がする。いずれはタイトル戦で戦ってほしい」。藤井が初タイトルの棋聖を獲得した20年度、順位戦ではまだC級1組だった。関口さんの願いが今年度かなっても、驚きではないかも知れない。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年6月12日のニュース