岡部たかし 51歳遅咲きまでの道程 お笑い出演も糧「虎に翼」父役もブレーク実感なし「凄いのは朝ドラ」
「虎に翼」猪爪直言役・岡部たかしインタビュー
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昨年のドラマ出演9本と、目下、最注目のバイプレーヤーとなった俳優・岡部たかし(51)。NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)でも、女優の伊藤沙莉(30)演じるヒロインの父親役を好演。泣き笑いを誘う芸達者ぶりと存在感を示した。四半世紀を超える俳優人生。遅咲きまでの道のりと今後の展望を聞いた。
<※以下、ネタバレ有>
岡部は1972年生まれ、和歌山県出身。高校卒業後に建設会社勤務、フリーター生活を経て、24歳の時に役者を志して和歌山から上京。97年~2000年、俳優の柄本明が座長を務める「劇団東京乾電池」に所属。退団後は俳優・村松利史率いる演劇ユニット「午後の男優室」やCMディレクター・山内ケンジ氏プロデュースの演劇ユニット「城山羊の会」などに参加。実力派として知られていたが、とにかく口が悪い情報番組のチーフプロデュサー役を演じた22年10月期のカンテレ・フジテレビ系「エルピス―希望、あるいは災い―」やキャバ嬢だったヒロイン(仁村紗和)に手を差し伸べる運送会社社長役を演じたNHK夜ドラ「あなたのブツが、ここに」(同年8~9月)など映像作品でもブレイク。50歳にして一躍、名脇役の仲間入りを果たした。
朝ドラ出演はアホのおっちゃん役を演じた23年度後期「ブギウギ」に続き、2作連続5回目。今回は法律を学びたいという“宝物の愛娘”寅子(伊藤沙莉)の夢を後押しした優しく寛大な父親だが、妻・はる(石田ゆり子)には頭が上がらない直言役を好演。「共亜事件」に巻き込まれる弱さもあったものの、その分、人間味にあふれ、第43回(5月29日)で次から次へと“ぶっちゃけ懺悔”を繰り広げ、直言らしい最期を迎えた。
ブレークの実感について尋ねると、岡部は「“お父さん、見てますよ”と街で声を掛けていただいたりしますが、凄いのはあくまで朝ドラ。僕個人の実感としては、あまりないんですよね。ただ、取材は多くなりました。今、自分が何を考えているのか確認できて、ありがたい限りです」と率直な心境。
下積みが続いた息子の将来を近年まで心配していた母親も「エルピス」以降は褒めてくれたが「“あんた、凄いことになったな”とは、もう言わなくなりました。朝ドラの父親役も喜んでいるのかどうか。それよりは“石田さんって、やっぱりきれいか”とか(笑)。そんなことばかり言っていますね」と明かした。
子どもの頃に俳優の夢はなかったものの「(香港映画のアクションスター)ジャッキー・チェンに憧れて、小中学生の頃は“ニセ香港語”が得意でした(笑)。発音をマネして適当にしゃべるだけなんですけど、友達と“通訳ごっこ”をしたりして遊んでいました。上京してからも、中華料理店で仲間に煽られて冗談でニセ香港語で注文してみると、店員さんは“ごめんなさい。私、広東語は分かりません”と。“あ、音は合っていたんだな”と思いました(笑)。人を驚かせたり、笑わせたり、ネタを作ったりするのは、もともと好きでしたね」と原点の一端を明かした。
フリーター時代、小さな声でボソボソしゃべる「劇団東京乾電池」大阪公演に衝撃を受けた。演技の世界に進むきっかけの1つになり、「城山羊の会」においては「あ、…」「ええ」などの話し言葉が頻繁に入る市井のキャラクターたちの台詞を、日常会話のように自然に発する。
「今のようなスタイルにたどり着くまでは結構、時間がかかりました。最初はナチュラルな芝居が苦手で、もっとノリのあるものにしないといけないと途中で方向転換して、お笑いのライブに出たり、コントのようなものをやったり。その時代にネタを作ったことも貴重な経験で、どの道を選んでも、それが糧になって、最終的には自分が面白いと感じるものに出合えるのかなと、今は不思議に思ったりもします」。試行錯誤や紆余曲折もまた、血肉となった。
演じる時のモットーの1つは「それが、オモロいかどうか」。不惑を迎えたあたりからテレビドラマの仕事も増え始め、アルバイトをしなくて済むようになった。
今作のチーフ演出・梛川善郎監督と出会ったのも「あなたのブツが、ここに」。「今回もそうなんですが、そういうつながりの中で、僕が予想だにしない役や仕事と出合えてきていると思うんです。なので、その都度その都度、一生懸命やるしかない。目標や理想は昔からあまり持っていないんですけど、やっぱり“あの人、面白いよね”とはずっと思われていたいですね」。自身と俳優・岩谷健司を中心とした演劇ユニット「切実」も昨年9月に4年ぶりの公演。演出家を招かない創作の場で、「(テレビ東京「バイプレイヤーズ」などの)脚本のふじきみつ彦くんとも、飲んでいる時に『そろそろやれへん?』とお互い猛烈に気持ちが湧いてきたり。集まれる時に集まって面白い作品ができたら最高、というスタンスで続けていきたいと思っています」。さらなるオモロさを目指し、自然体を貫く。
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