笠井アナ ジャニーズ会見を“意外な視点”から大絶賛「なんと毅然とした…」司会は元名物アナだった

[ 2023年10月3日 10:08 ]

笠井信輔アナウンサー
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 フリーアナウンサーの笠井信輔(60)が3日、自身のインスタグラムを更新。故ジャニー喜多川元社長による性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が2日に行った会見について、独自の視点から「敬意を表する」と称賛した。

 フリーアナウンサーに転身して3年、10月から新たにテレビ静岡の報道番組「ただいまテレビ」へのレギュラー出演が決まった笠井アナ。毎週月曜日のレギュラーコメンテーターとして出演し、2日に初めての出演を迎えていた。

 笠井アナが初出演を迎えたこの日は、奇しくもジャニーズ事務所が二度目の会見を行った。会見の中で東山紀之新社長は、ジャニー元社長と決別し、今月17日付で新たな社名「SMILE-UP.(スマイルアップ)」として再出発することを発表した。また、所属タレントをマネジメントする新会社を設立し、現在の所属タレントは新会社に移籍すると報告。1962年の創業から61年にわたり掲げてきた「ジャニーズ」の看板に、この日幕を下ろすことを明言していた。

 笠井アナは「2時間を超えるワイド番組のスタジオでのコメンテーターは『とくダネ!』時代を思い出して、とても懐かしい気分になりました」と出演を振り返った上で、「今日は、いきなりジャニーズ事務所の解体、廃業会見」とこの件に触れた。

 この会見については「これまでの概報通り、社名変更 新会社設立 新会社のへのタレント移行など、といった発表」と説明し、「私が1番注目したのは 新会社は『芸能プロダクション』ではなく 個人やグループと個別にエージェント契約を結ぶ『エージェント会社』になると言う点です」と、自身の注目ポイントを主張。

 その上で、「ハリウッドのスターは、大体この方式なのですが 所属事務所がトラブル対応やスケジュール管理など包括的に面倒を見て、報酬の1部をタレントに支払う方式とは違って いわば仕事を取る“営業”と、“出演料の交渉”を行い その手数料を取る 自分が何をしたいかと言うことに関しては、タレント個人が決めていく会社のスタイルになると理解しました」と、自身の見解を示した。

 「まさに解体的、ジャニーズ事務所廃業を見据えた発表だと思いました」とし、「ただ、こうなると、所属タレントとしていろいろ面倒みてもらうということではなくなるので 特にCMなどをいくつも抱えているようなジャニーズの有名俳優、人気タレントはこれを機にやめていく人が増えるのではないかなと感じています」と吐露。「俳優、タレントは何も悪くないのに、“ジャニーズ事務所に関わっているので、仕事がもらえない”と言う状況が生まれています」と危機感を示し、「企業は個人ではなくジャニーズ事務所と契約をしたので、これは仕方がないことです」と推測した。

 そして「一方『新しい地図』の稲垣さん、香取さん、草彅さんを見ても分かる通り、やめた人には何のペナルティーもありません」と、事務所を退所したタレントの例を挙げ「芸能プロダクションでなくなるなら“この際、完全に新会社と縁を切った方が仕事をしやすい”と考えるタレントさんや俳優さんが出るのも無理はないと思うのです」と私見を述べた。

 視点を変えて、笠井アナは「会見の進行役の司会者が素晴らしかった!!」と、番組を仕切った元NHKアナウンサー・松本和也を称賛。「私も逆風の吹く会見の司会をしたことがありますが、あれほど混乱する会見の経験はありません 見ていて、なんと毅然とした、しかも上から目線でない丁寧な、それでもしっかりと言うべき事は言うと言う すばらしい仕切りの司会でした」とべた褒め。

 松本アナについて、「『紅白歌合戦』や『NHKのど自慢』の司会などを経験している方で、今はフリー 最初の記者会見の司会者の評判がいまひとつだったので 今回この役を引き受けるのは大変だったと思いますが 松本さん!同じプロとして敬意を表する司会ぶりでした」と感服していた。

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