てぃ先生　ジャニー氏の性加害を「噂」で認識の東山紀之に「説明としてまかり通るのかな」

てぃ先生公式インスタグラム（＠tsenseidayo）から

　現役保育士ユーチューバーで育児アドバイザー、顧問保育士としても活動するてぃ先生（36）が8日、中京テレビ「キャッチ」（月～金後3・48）にコメンテーターとして出演。故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に都内で開いた会見についてコメントした。

　会見では藤島ジュリー景子社長が4日付で退任したことと、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪した。今後は外部から法令順守を徹底するための人材を招き、人権侵害防止のため体制を整備することなどを約束。被害者へは期間を決めず、「法を超えて」（東山）の補償も行うとした。ジャニー氏の性加害問題については「人類史上、最も愚かな事件」と厳しく追及。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

　てぃ先生は「実際、（会見を）全部通して見ると、全部がふわっとしたような話で終わっちゃったかなって印象はかなり強い」と率直な意見を口にした。「というのも、井ノ原さんも東山さんも自分たちも性被害が事務所の中であったことを知らなかった。噂ぐらいで知ってたけど、みたいな感じで、そこも本音で言ってるのかもしれないけど、受け取る側としては本当？みたいな印象がどうしてもある」と指摘。「すでに分かってる時点で（被害者は）数百人ですよ？下手したら数千人いたかもしれないわけで、そんな膨大な数の被害者がいる中で“聞いたことない。知らなかった。噂程度です”っていうのは、説明としてまかり通るのかなってところがある」と首をかしげた。「なので、新社長に代わったとしても本当に隠蔽的な体質が、あの事務所の中で変わるのかなっていう懐疑的な部分がある」と言及した。

　また、「もう１つ、今回、“忖度は必要ありません”とおっしゃってましたけど、あれってジャニーズ事務所側が“忖度は必要ないです”って言うだけでは僕は意味ないと思います」ときっぱり。「メディア側も“忖度しません”って、あれを事務所側に言わせるのであれば、メディア側も“忖度しません”ってお互い言っていかないと何も変わらないんじゃないかなと思います」と事務所への忖度はメディア側にも責任があると語気を強めた。