福原愛さん弁護士 元夫・江宏傑氏に反論「誘拐等の刑事事件は全くない」 母として「子供を守るべき」

[ 2023年7月27日 15:13 ]

福原愛さん
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 卓球女子で12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪2大会連続でメダルを獲得した福原愛さんが27日、自身のSNSを更新。元夫でリオ五輪台湾男子代表の江宏傑氏が、同日に都内で「福原さんに対し子供連れ去りで訴える」とする緊急会見を開いたことについて、弁護士による声明を発表した。

 日本外国特派員協会の公式サイトによると、江氏は「福原さんが子供を台湾に帰らせることを拒否している。昨年、子供を日本に連れ帰った福原さんはその後、連絡を絶った」と主張し、弁護士を伴い、江さん自身の立場と訴訟について説明するとしている。

 この件に関し、福原さんの代理人弁護士は「外国人記者クラブにおいて、元妻の福原愛さんが『元夫による幼児誘拐で訴えられる』とのテーマで記者会見を開く計画であることを知りました」と説明し「福原愛さんと江宏傑さんの裁判は、現在、日本と台湾の新竹市の裁判所において家事事件が審理されています。いずれの国の事件も家事事件であり、誘拐等の刑事事件は全くありません。また、そのような刑事事件に当たる事実も全くありません」と主張。

 続けて、台湾の新竹地方裁判所の裁判官が「2023年3月27日午前10時からの法廷において、この家事事件の内容を公にしないよう指示し、元夫の江氏も裁判官の指示に従う旨を誓約」したことに触れ、「福原愛も裁判所の指示に従う所存です。これは子の福祉と最善の利益を守るためです。子ども達は、まだ幼く、非常に傷つきやすい立場にあります」と、幼い子供について言及。「本人は、まずは母親として一番に子どものことを守るべきであると思っております。子どもたちを利用したり傷つける形で公の場で争うことは、避けたいと考えております。本人は、自分が言われるのはともかく、幼い心を傷つけたくないと切に願っております」と福原さんの思いを説明。

 さらに、メディアに向けて「台湾の『児童及び青少年福祉権利保護法』などの法規の精神を尊重し、日本においても、未成年者の身元が明らかになったり、特定されたりするような内容を報道したり公開したりしないようお願いします」と呼びかけ。「新竹裁判所のお許しが得られれば、代理人としてお話ができるようになる可能性があると考えております。その折には是非ともよろしくお願い申し上げます」と、今後についても言及した。

 江氏と福原さんはリオ五輪後に結婚し、17年に長女、19年に長男が誕生。21年7月に離婚していた。

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