性転換して女子アナになった青木歌音、芸人から言われた一言で男性恐怖症に…「やばいでしょ?」

[ 2022年11月25日 10:33 ]

青木歌音インスタグラム(memory_kanon)から

 元男性で性別適合手術を受けて女性として生活しているUUUM所属の「元祖・元男の子YouTuber」青木歌音が、25日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。恋愛恐怖症になり、カウンセリングを受けていると明かした。

 トランスジェンダーとして初めて「BSスカパー!」の番組でアナウンサーを務めていた経歴を持つ青木。今年2月、TBS系の深夜バラエティー「よるのブランチ」に出演した際には、番組MCのお笑いトリオ「パンサー」向井慧らから「本田翼さんがいらっしゃったのかと思いました!」と、女優並みの美貌に驚く声が上がっていた。

 現在はユーチューバーとして活動。動画の中で「恋愛できないかもしれません。恋愛恐怖症で…」と打ち明けた。恐怖症となってしまった理由としては、過去の行動に原因があるという。「性転換した直後って、自分がちゃんと社会的に女として扱われているのか不安だった。だからちょっとでも、男の人から女の子として扱われると凄いうれしかった。自分を認めてもらえた、と。それがよくなかった。例えばナンパをされたら全部ついて行った。女の子なら自分の身を守ろうという警戒心があると思うけど…」と過去の振る舞いを反省。「そういう私の行動が、とあるトリガーを引き起こすきっかけになってしまった」と吐露した。

 青木は芸能人がたくさんいる飲み会に参加した際に、ミーハー心から「たくさんの人と仲良くなりたい」という思いで「元・男の子」ということをカミングアウトしたという。興味を持った芸人から誘われ、さすがに危機感を感じるも抵抗できず、無理矢理セカンドハウスに連れ込まれたと告白。「その人物から、“元男の子なら妊娠しない”と言われて、絶望を感じた」といい、その後はその日の出来事がフラッシュバックしてしまうため、自宅からテレビを捨てたという。

 「男性から女性扱いされたいという気持ちが崩れ、恐怖心が生まれた。女らしくしてしまうと、ああいうことになってしまう…でも、女の子として扱われたい葛藤もある。トラウマもある」と真剣に悩みを打ち明け「恋愛対象として見ていない男性から好意を持たれると嫌悪感を抱くようになってしまった。その男性と、目を合わせるのも怖くなってしまう。この現象に悩んでて、カウンセリングも通っていて。やばいでしょ?でも、改善したくて」と吐露。「性転換してやっと夢がかなったのに、女扱いされたくない病は矛盾すぎる」と悲痛な思いを打ち明けた。

 この動画には「一般的な男女の価値観とのズレや恋愛に臆病になり壁を作る気持ちがわかります」「歌音さんの苦悩が良く伝わりました。途中で泣きそうになりました」「まさか過去にこんな辛い経験をした事に衝撃を受けました。勇気を出して話してくれてありがとう」「とても辛い話でしゅんってなりましたが共感しました」とさまざまなコメントが寄せられた。

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