辛坊治郎氏 「餃子の王将」社長射殺事件で任意聴取受けていた「京都府警の刑事さんが私のところに」

[ 2022年10月31日 16:21 ]

 キャスター辛坊治郎氏(66)が31日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、13年12月に「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん(当時72)が射殺された事件で、任意の事情聴取を受けたことを明かした。

 京都府警と福岡県警の合同捜査本部は、殺人容疑などで逮捕した特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)系組幹部の田中幸雄容疑者(56)ら複数人が関与し、現場の下見を重ねた組織的犯行の可能性もあるとみて捜査している。

 番組で事件について伝えた後、辛坊氏は「王将の社長さんが射殺された事件なんですが、実はね、私、この事件に関して京都府警の刑事2人に任意の事情聴取を受けたことがあるんですよ」と打ち明けた。

 アシスタントの増山さやかアナウンサーが「受けたんですか?」と驚くと、辛坊氏は「ある日突然、“話を聞かせてくれ”って、京都府警の刑事さんが私のところにいらっしゃったんですよ」と繰り返した。

 事件発生から容疑者の逮捕まで9年を要し、謎が謎を呼んだ事件。辛坊氏は「捜査が行き詰まっているところに、テレビだったと思いますけど、解説めいたことをしゃべった」と回想した。その上で「それを聞いていた京都府警の刑事さんが、“辛坊が今回しゃべったことの中に、公表されていない事実が含まれている”」と指摘を受けたといい、任意聴取を求められたという。

 辛坊氏はもちろん事件には関わっておらず、「私、そんな意識、全然ないんですよ。“この事件はこういう話だろう”というストーリーをしゃべっただけなのに、もしかしたら事件のこと知っているのかもしれないって」と、府警側の思惑を推測。「私が容疑者だとは一言も言いませんでしたけど、“詳しい事情を聞かせて欲しい”と、私のところに京都府警の刑事さんが2人でいらっしゃった」と説明した。

 捜査員としては、わらにもすがる思いだったようで、辛坊氏は「ひっくり返すと、そのくらい暗礁に乗り上げていたということ」と振り返っていた。

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2022年10月31日のニュース