大河ドラマ「西郷どん」初回視聴率は15・4% 「直虎」初回下回る

[ 2018年1月9日 09:53 ]

大河ドラマ「西郷どん」で主演する鈴木亮平
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 俳優の鈴木亮平(34)が主演を務めるNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・00)が7日に15分拡大でスタートし、初回の平均視聴率は15・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが9日、分かった。

 近年の大河ドラマ初回は17年「おんな城主 直虎」=16・9%、16年「真田丸」=19・9%、15年「花燃ゆ」=16・7%、14年「軍師官兵衛」=18・9%、13年「八重の桜」=21・4%、12年「平清盛」=17・3%、11年「江〜姫たちの戦国〜」=21・7%、10年「龍馬伝」=23・2%、09年「天地人」=24・7%、08年「篤姫」=20・3%。1989年「春日局」=14・3%に次ぐワースト2位発進となった。

 一方、午後6時から放送されたBSプレミアムの視聴率は4・9%。BS、総合テレビの同日放送が始まった12年以降、最高となった。異例の5%台を連発した16年「真田丸」の初回BS視聴率3・3%を大きく上回った。

 大河ドラマ57作目。直木賞作家・林真理子氏(63)の小説「西郷どん!」(KADOKAWA)を原作に、幕末から明治維新のヒーロー・西郷隆盛(鈴木)の激動の生涯を新たな視点で描く。NHK連続テレビ小説「花子とアン」、テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」などで知られる中園ミホ氏(58)が初の大河脚本に挑戦。演出は野田雄介氏ら。

 第1話は「薩摩のやっせんぼ」。1840年(天保11)、薩摩の国。西郷小吉(渡辺蒼)は大久保正助(石川樹)ら町内の仲間と学問や剣術を磨く日々を過ごしていた。「妙円寺詣(まい)り」という薩摩藩最大の行事の際、一番乗りで寺に到着した小吉たちは褒美をもらい、薩摩藩の世継ぎ・島津斉彬(渡辺謙)と運命的な出会いをする。しかし、小吉は恨みを持った他の町の少年に刀で肩口を切られ、二度と剣が振れなくなる…という展開だった。

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2018年1月9日のニュース