震災から6年…篠山輝信が決意「これからも通い続け、伝え続けたい」

[ 2017年3月11日 05:30 ]

NHK「バスで!列車で!アッキーがゆく”復興の地”」に出演する篠山輝信
Photo By 提供写真

 NHK「あさイチ」でリポーターを務め、何度も被災地を訪れているタレントの篠山輝信(33)が、東北3県を縦断したNHK「バスで!列車で!アッキーがゆく“復興の地”」(前9・28)が11日に放送される。「今年は例年以上に、復興の難しさを感じた」と振り返った。

 岩手県宮古市田老地区では、仮設商店街から昨年11月に本設店舗をオープンさせた「善助屋食堂」を訪問。仮設の頃は「本設でも商店街をこのまま一緒に」と願っていたが、防潮堤の整備が遅れているため他地域に出店するなど、商店街はバラバラに。店主の赤沼秋子さん(65)は「こんなはずじゃなかった」と、11年9月から毎年顔を合わせている篠山の前で初めて涙を流したという。「いつも笑顔で前向きな事を話していたけど、当人にしか分からない苦しみがあることを知った」と語る。

 震災発生から6年。「メディアの報道も現地に来る人も減ったが、これからも通い続け、伝え続けたい」と誓った。

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2017年3月11日のニュース