高島礼子、涙の謝罪会見…離婚視野も「更生していくか見極めたい」

[ 2016年7月1日 05:30 ]

<高島礼子会見>会見で涙ぐむ高島礼子

 元俳優高知東生容疑者(51)の覚醒剤事件で、妻で女優の高島礼子(51)が6月30日、ドラマ撮影中の京都市内で謝罪会見を行った。涙ながらに胸中を明かし「どうやって更生していくか見極めたい」と妻として責任を感じていることを吐露。周囲から強く離婚を勧められており「支えてくれる方たちのためにも大人の判断をしたい」と17年間の結婚生活に終止符を打つ考えがあることを明言した。

 報道陣に深々と頭を下げた高島は「本来ならばもっと早く皆さんの前へ出るべきでした」と謝罪。やつれた表情で化粧っ気もなく「気持ちの整理と事実関係が明らかになってからと思って」と、事件6日後の謝罪会見となった理由を明かした。

 今回の事件について「彼のやったことはあまりにも大きな罪。許せるとか許せないとか、そういうレベルの問題じゃない」と断罪。愛人とシャブセックスを繰り返していたという衝撃についても「不倫のことよりも彼女のことよりも、絶対手を出してはいけないものに手を出した彼の思いの方が不思議でしょうがない」と、信じていた夫が違法薬物に手を出していたショックの方が大きかったと明かした。

 今後の夫婦関係については「まだ気持ちの整理がついていない。今は妻として責任はある。気付かなかったとか、知らなかったとか言うことじゃない。妻としての責任と、彼が更生して人生をやり直していくか見極めたい」と説明。すぐに離婚とはならない状況を示した上で「(離婚を)決断しなければいけないということも一つある。しっかりと現実を見て、判断したい」と話した。

 ただ会見の最後に、ファンへのメッセージを求められると「皆さんのためにもしっかりと向き合って乗り越えたい。ファンを裏切らないように悲しませないように大人の判断をしたい」と、離婚をする考えがあることをはっきりと明言した。

 結婚したのは99年2月。当初、猛反対したのは現在パーキンソン病を患い、高知容疑者がその介護のために芸能界を引退すると説明していた高島の父親だった。

 「女性と付き合っては別れる、こういう男は何度でもやる」。その忠告を押し切ってのゴールインだったが、結婚17年で最悪の裏切りにあった。高島は父親には「まだ報告できていない。父には内緒にしている」と涙で声を詰まらせながら答えた。結婚後も女の噂は絶えなかった夫だったが、それでも信じてきた17年。主演ドラマが始まるタイミングでCMスポンサーにも迷惑をかけることになった事態に、周囲からは離婚を強くすすめられている。

 「自分を守って支えてくださる大勢の人たちだけは裏切ったり悲しませたりは絶対にできない。今後の彼の動向を見て決断をしなければいけない」。会見中、流し続けた涙をこの時は決して拭おうとはせず、前を向いて言い切った。

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