「おっさん」テレ東最高12・6% 開局50周年「盛り上がっている」

[ 2014年3月18日 05:30 ]

テレビ東京「三匹のおっさん」のメーン写真。左から泉谷しげる、北大路欣也、志賀廣太郎

 テレビ東京のドラマ「三匹のおっさん」(金曜後7・58)の14日に放送された最終回の平均視聴率が、12・6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが17日、分かった。

 記録が集計されている89年以降のプライムタイム(午後7~11時)の連続ドラマ(時代劇を除く)では同局史上最高の数字。これに次ぐのが初回の11・6%。全8回の平均は10・2%で、全話平均が2桁台となったのも同局初の快挙だ。

 最終回は2時間スペシャルで、瞬間最高視聴率は午後9時58分から10時までの2分間に記録した15・1%。主演の北大路欣也(71)と妻役の中田喜子(60)がお互いをねぎらうクライマックスの場面だった。

 同局は例年、在京民放キー局5社の中では数字的には最下位が定位置で、今年も2月23日までの8週の平均視聴率はゴールデンタイム8・0%、プライムタイム7・5%、全日3・5%と他局比較で3~5ポイント程度低い。ただ、最近はバラエティー番組「YOUは何しに日本へ?」などが10%を超えるなど好調で、ゴールデン、プライムとも前年比約1ポイント増。4月の開局50年に向けて“おっさん”がさらに勢いを付けた格好で、同局は「局全体が盛り上がっている」と喜んだ。

 「三匹のおっさん」は人気作家有川浩さん(41)の小説が原作で、北大路、泉谷しげる(65)、志賀廣太郎(65)が演じる元悪ガキ3人が、痴漢や詐欺など町内の悪を成敗する物語。個性的な3人の現場は楽しかったようで、北大路は8日のクランクアップの際「よくこんなわがままなおっさんを面倒見てくれました。ホッとしたような、また会いたいような複雑な気持ち」と話しており、待望の続編も期待できそうだ。

 好評を受けて、28日午後1時25分から最終回が再放送され、6月4日にはDVDボックスが発売されることも決まった。

続きを表示

2014年3月18日のニュース