宇多田ラジオ最終回 終了は「クビじゃない」母との共作も流す

[ 2014年3月18日 22:05 ]

宇多田ヒカル

 シンガー・ソングライターの宇多田ヒカル(31)がパーソナリティーを務めるInterFM「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」(毎月第3火曜後10・00)が18日、最終回を迎えた。

 宇多田は冒頭、終了の理由について「決してInterFMさんに、何回も番組飛ばしやがってというふうに怒られてクビされたわけではなく、その都度その都度、区切りのいいところで更新するかやり取りしてきて、今月で終わらせるとちょうど丸1年だなと思って、そろそろおいとましようかしらと思った次第です」と語った。

 最後には「とにかく、この番組を可能にしてくださった皆さまと、少しでも聞いてくれた皆さまに感謝の気持ちを伝えたいと思います。やれてホントによかったです」とスタッフとリスナーに謝辞を述べた。

 この夜のテーマは「デュエット」。母・藤圭子さん(享年62)との共作、藤圭子 WITH CUBIC U「GOLDEN ERA」をかけた。「私がすごく若い(13歳)のと、日本語が非常にぎこちなくてかわいいっていうのが、とてもこっ恥ずかしい曲なんですけど。家族として、こういうのが残ってるって、素晴らしいことですね。ありがたいです」と語った。

 最後に紹介したのは「私が一番好きな季節・秋、私が生まれた街・ニューヨークのことを歌った」エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの「AUTUMN IN NEW YORK」だった。 

 昨年4月にスタート。2010年末から活動休止中の歌姫の肉声、近況が聞けるとあり、注目を集めた。

 J-WAVE「宇多田ヒカルのトレビアン・ボヘミアン」以来13年ぶりとなるラジオのレギュラー番組。宇多田が日々の生活の中で出会った音楽を紹介する1時間で、自宅収録、オープニングテーマ、選曲、編集などを1人で行ったことも話題になっていた。

 4月の第1回はFMには珍しく、藤さんの「新宿の女」を流した。5月の第2回にして、扁桃腺炎のため、いきなり休止。8月の第4回は英語4文字ワード連発の曲をかけ、無事オンエアされた。

 8月22日に藤さんが他界した後、9月17日に予定されていた分は休止。10月15日は母を亡くしてから初の肉声。「私はもう大丈夫なので、心配無用です」と気丈に語った。

 今年1月には体調不良のため、再び休止。2月3日に結婚を発表した後の同18日の放送は、初めて自らの口で「国際結婚という意識もなく」などと語った。

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